監督
多様な人が働くチョコレートブランド『久遠チョコレート』のドキュメンタリー。全国に52の拠点を持ち、こだわりのフレーバーや彩り豊かなデザインが人気の久遠チョコレートは、心や体に障がいがある人など様々な人たちが働きやすい職場づくりを続けている。「人生フルーツ」の東海テレビによる2021年日本民間放送連盟賞テレビ部門グランプリ受賞作を映画化。監督は、「青空どろぼう」の鈴木祐司。ナレーションは、「メタモルフォーゼの縁側」の宮本信子。
ストーリー
愛知県豊橋市の街角にある久遠チョコレートは、世界各地のカカオと生産者の顔が見えるこだわりのフレーバーや、品のよい甘さと彩り豊かなデザインで、たちまち多くのファンができた。その人気は日本中に広がり、いまではショップやラボなど全国に52の拠点を持ち、デパートのイベントの常連にもなっている。久遠チョコレート代表の夏目浩次さんたちスタッフは、心や体に障がいがある人、シングルペアレントや不登校経験者、セクシュアルマイノリティなど多様な人たちが働きやすく、しっかり稼ぐことができる職場づくりを続けている。2003年、26歳の夏目さんは3人のスタッフと小さなパン屋さんを始めた。その後、いくつもの事業を展開するが、トップショコラティエの野口和男さんとの出会いが大きな転機となる。失敗しても温めれば作り直すことができ、アイディア次第で付加価値が高まるチョコレートに、多様な人々を受け入れる可能性を見出したのだ。こうして、新しくて優しいチョコレートブランドが始まった……。
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