ピエール・エテックス
Pierre
1966年にフランスで公開、1971年にピエール・エテックス監督自身が再編集したオムニバス喜劇。近代化が進む都市で人々が受ける弊害を描く「健康でさえあれば」、田園バーレスク「もう森へなんか行かない」、ほか「不眠症」「シネマトグラフ」の4編から成る。短編「絶好調」は、制作当初は本作の一編であったが、再編集の際に外された。ピエール・エテックス監督が自ら主演。脚本を、ジャック・タチ監督作の縁で知り合い、「幸福な結婚記念日」など多数の作品で組んできた脚本家ジャン=クロード・カリエールが担当。1966年サン・セバスティアン国際映画祭シルバー・シェル賞受賞。2015年『フレンチタッチ・コメディ!~30年から現在までのフランス映画のコメディ特集~』上映作品(アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュにて開催)。日本では、2022年の特集『ピエール・エテックス レトロスペクティブ』にて劇場正式初公開。
「不眠症」なかなか寝付けない男は時間を潰そうとして……。「シネマトグラフ」映画館にいたはずが、幕間に流れるCM のおかしな世界へ入り込んでしまい……。「健康でさえあれば」近代化が進む都市。誰もがストレスを抱えて苦しんでいるが、ひときわストレスを抱えるのは精神科医であり……。「もう森へなんか行かない」都会の夫婦、下手くそなハンター、偏屈な農夫が織りなす田園バーレスク。
監督、脚本
脚本
製作
撮影
音楽
美術
編集
編集
編集
編集
字幕
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