サンドラ・ジマルスカ
カサンドラ
ポーランドの巨匠、イエジー・スコリモフスキ監督が、ロベール・ブレッソンの「バルタザールどこへ行く」にインスパイアされ、EO(イーオー)という名のロバの放浪の旅を通して、その魂の純真さと、人間のおかしさや愚かさを描き出した、美しくも哀しい現代の寓話。サーカス団で平穏に暮らしていたEOは人間たちの都合でサーカス団を追われ、やむなく放浪の旅に出る。ミハウ・ディメクが撮影したポーランドからイタリアへと至る雄大な大自然、臨場感あふれるカメラワーク、パヴェウ・ミキェティンによる印象的な音楽に導かれ、観客はEOの旅を見守りつつも、ある時はEOの目線で予期せぬ荒波を潜り抜ける。第75回カンヌ国際映画祭にて審査員賞、作曲賞受賞。
愁いを帯びた瞳とあふれる好奇心を持つ灰色のロバのEOは、心優しきパフォーマー、カサンドラ(サンドラ・ジマルスカ)のパートナーとしてサーカス団で生活していた。だが、ある日、サーカス団が動物愛護団体から糾弾されたことを機に破産、どこかに連れ出されてしまう。予期せぬ放浪の旅のなか、EOの前に善人と悪人が立ち現れる。乗馬クラブの面々、農家や子どもたち、ポーランドのサッカーチーム、イタリア人司祭のヴィトー(ロレンツォ・ズルゾロ)、伯爵夫人(イザベル・ユペール)らと出会うEO。一頭のロバの目から見える世界とは、そして、そこから我々に投げかけるものとは……。
監督、脚本、製作
脚本、製作
製作総指揮
共同製作
撮影
音楽
美術
編集
衣裳デザイン
録音
調教師
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