リッチー・レン
ロク
サモ・ハン、サイモン・ヤムなど香港ベテラン俳優が集結、1997年香港返還前夜の大混乱期を舞台にした犯罪アクション。英政府、香港政府、黒社会の様々な思惑が絡み合う中、麻薬取引を追う捜査官のロクは黒社会に潜り込み、仁義と正義の狭間で選択を迫られる。監督は、「マッスルヒート」などでアクション監督を務め、「燃えよ、マッハ拳!」ではトミー・ローと共にメガホンを取ったサム・ウォン。潜入捜査官ロクを「若葉のころ」のリッチー・レンが演じる。レスリー・チャンが歌う「男たちの挽歌」の主題歌『當年情』が挿入歌として用いられている。特集『未体験ゾーンの映画たち2023』にて上映。
1997年、間もなく香港の主権がイギリスから中国に返還されようとしていた頃、香港英政府と黒社会は結託して香港を大混乱に陥れていた。社会的な大変化を前に、黒社会のボス・チョン(サイモン・ヤム)は側近のロク(リッチー・レン)にある重要な任務を託す。しかしロクの正体は、黒社会による麻薬取引の真相を追う香港警察の潜入捜査官であった。黒社会と警察組織間で陰謀が渦巻く中、ロクは仁義と正義の狭間で選択を迫られる。
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