ギオルギ・ボチョリシヴィリ
ギオルギ
ヨーロッパの桃源郷と呼ばれるジョージア(旧グルジア)の古都、クタイシを舞台に繰り広げられるおとぎ話のようなラブストーリー。運命的に一目ぼれした男女が明日会う約束をするも、“呪い”によってお互いに外見が変わってしまう。約束のカフェでずっと来ぬ人を待つ二人の恋の行方は……。新作映画のために街でカップルを探すカメラマン、サッカー好きの子供たち、観戦好きの野良犬など、それぞれが織りなす物語がやがてひとつになっていく。日常を魔法のように輝かせて見せたのは、本作がドイツ映画・テレビアカデミー(DFFB)の卒業制作作品になる、ジョージアの新星アレクサンドレ・コベリゼ。穏やかな空気と光をとらえた16ミリフィルム撮影と、さりげないピアノとハープの音色によって、夢のジョージア旅行へと誘ってくれる。第71回ベルリン国際映画祭国際映画批評家連盟賞受賞、第22回東京フィルメックス最優秀作品賞受賞。
ジョージアの美しき古都、クタイシの街中で、すれ違いざま本を落とした薬剤師のリザと、その本を拾ったサッカー選手のギオルギ。たった数秒、言葉を交わしただけの二人は夜の道で再会する。あまりの偶然に、名前も連絡先も訊かないまま、白い橋のそばにあるカフェで明日会う約束だけをする。しかし邪悪な呪いによって、二人は翌朝、目覚めると外見が変わってしまっていた。さらにリザは仕事である薬剤師の知識を失ってしまい、サッカー選手だったギオルギも自在にボールを操ることが出来なくなってしまった。それでもリザとギオルギは約束したカフェに向かい、現れない相手を待ち続ける。待ち人も姿が変わっているとは知らずに……。
監督、脚本、編集
製作
共同製作
共同製作
共同製作
撮影
音楽
編集
日本語字幕
日本語字幕監修
© DFFB, Sakdoc Film, New Matter Films, rbb, Alexandre Koberidze
[c]キネマ旬報社