古都・奈良の自然に恵まれた明日香村で、村民のかかりつけ医として身近で幅広い診療を提供し、在宅医療の充実を目指す明日香村国民健康保険診療所を追うドキュメンタリー。過疎化が進む明日香村の人々の生と死を支える診療所を通じ、地域医療の在り方を問う。監督は、「結びの島」の溝渕雅幸。2023年2月24日よりTOHOシネマズ橿原を皮切りに各地で順次公開。
ストーリー
奈良県の中央部に位置する明日香村。飛鳥時代に都が置かれ、多くの宮殿や史跡が発掘されており、村全域が歴史的風土保存区域となっている。美しい自然に恵まれ、“日本人の心のふるさと”ともいわれる明日香村だが、今や過疎化と高齢化が進んでいる。そんな明日香村にある明日香村国民健康保険診療所は、村民のかかりつけ医として身近で幅広い診療を提供。所長の武田以知郎医師のもと、在宅医療の充実を目指し日々の診療活動を続ける一方、地域医療を担う次代の医師の育成のため、医学生や研修医の教育に注力している。地域で生きること、そして死することの安心を担保するのは、医療に他ならない。在宅医療の充実が求められる現状の中、医療を担う人材の育成は急務である。少子高齢化が進む中での地域医療の在り方は国全体における大きな問題となっている。武田医師の医療活動と研修医の成長する姿を通じて、村で生まれ育ち、やがて迎える人生の仕舞いを村でと願う人たちが必要とする医療とは何か、探っていく。
スタッフ
監督
溝渕雅幸
語り
みるき
製作統括、プロデューサー
藤原福次
撮影
長谷川智章
撮影
落合温史
録音
増田岳彦
録音
藤田裕二
エンディングテーマ
ザビエル大村
映像技術
服部正樹
サウンドミキサー
吉田一郎
タイトル
西川和那
制作
馬場麻紀
演出応援
松山秀行
万葉歌写真
井上博道
万葉歌選者
井上さやか
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
[c]キネマ旬報社