クリス・サランドン
Charles_Dexter_Ward
死者を蘇らせる実験に取り憑かれた科学者を描いたホラー。監督は「バタリアン」のダン・オバノン、製作はマーク・ボードとケネス・ライチ、エグゼクティヴ・プロデューサーはトニー・スコッティとトム・ブラッドショー、脚本はブレント・V・フリードマン、撮影はアーヴ・グッドノフ、音楽はリチャード・バンドが担当。原作はH・P・ラヴクラフトの「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」。
私立探偵ジョン・マーチ(ジョン・テリー)はクレア(ジェーン・シベット)という女性から、彼女の夫チャールズ・ウォード(クリス・サランドン)の不審な行動について聞かされる。ウォードは名門出身の裕福な科学者だったが、見知らぬ親類から彼宛に古い旅行カバンが届いたときから異常をきたし始めた。彼はそのカバンに入っていた、自分とうり2つの容貌を持つ18世紀の先祖、ジョセフ・カーウィンの書いた書類に取り憑かれ、町はずれの農家の地下に作った研究室に閉じこもるようになった。クレアはそこで何か恐ろしいことが行われていると確信し、夫を狂気の淵から助け出すためマーチに助けを求めたのだった。マーチは調査を開始、農家の近くに住む男から、ウォードに関する緊急の情報があるとの連絡を受け呼び出されたが、マーチが到着したとき、その男は無惨な姿で殺されていた。翌日、自分が恐ろしい事態に巻き込まれているというウォード自身からの伝言を受け取ったクレアはマーチとともに農家へ急行し、熱にうなされながら古い英語なまりで喋る別人のようなウォードを発見する。クレアは家に戻るよう説得するが彼は拒み、やむなく彼女は強制的にウォードを精神病院に入院させるのだった。マーチとクレアは農家の地下室へ行き、カーウィンが記した死者を蘇生させる実験の記録と、ウォードがそれに基づいて精製したと思われる薬を発見する。カーウィンはかつて蘇生実験を行い、村人にリンチされ殺されていた。200年後の今、カーウィンの子孫であるウォードが、その悪夢を繰り返そうとしていたのだ。マーチとクレアは地下室で実験の_失敗作_である、醜悪な怪物に襲われる。やっとの思いで2人は脱出に成功、爆薬で農家を吹き飛ばす。マーチは、地下室からスーツケースを持ち帰り、その中に入っていた人骨がウォード本人のものであると推理、病院に監禁されているのは蘇ったカーウィンであると確信を得、隔離病棟へ急行する。激しい戦いの末、彼はカーウィンの息の根を止めるのだった。
Charles_Dexter_Ward
John_March
Claire_Ward
Lonnie_Peck
Holly_Tender
Captain_Ben_Szandor
Raymond
Dr.Waite
監督
脚本
原作
製作
製作
製作総指揮
製作総指揮
撮影
音楽
編集
特殊効果
字幕
[c]キネマ旬報社