ドゥニ・メノーシェ
Peter von Kant
フランソワ・オゾン監督が、ドイツの鬼才ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーの『ペトラ・フォン・カントの苦い涙(1972)』を現代風にアレンジ。アパルトマンの一室を舞台に、若く美しい青年に翻弄される映画監督の愛のドラマを風刺やユーモアを交えて描き出す。出演は「悪なき殺人」のドゥニ・メノーシェ、「カミーユ・クローデル」のイザベル・アジャーニ、ファスビンダーのミューズでオリジナル版にも出演したハンナ・シグラ。
助手のカール(ステファン・クレポン)をしもべのように扱いながら、事務所も兼ねたアパルトマンで暮らす著名な映画監督ピーター・フォン・カント(ドゥニ・メノーシェ)。恋人と別れて激しく落ち込んでいたある日、3年ぶりに親友で大女優のシドニー(イザベル・アジャーニ)がアミール(ハリル・ガルビア)という青年を連れてやって来る。艶やかな美しさのアミールに、一目で恋に落ちるピーター。彼はアミールに才能を見出し、自分のアパルトマンに住まわせ、彼が映画の世界で活躍できるように手助けをするのだが……。
Peter von Kant
Sidonie
Amir Ben Salem
Karl
Rosemarie von Kant
Gabriele von Kant
監督、脚本、製作
脚本
撮影
音楽
美術
編集
衣裳デザイン
録音
キャスティング
整音
音声編集
日本語字幕
[c]Carole BETHUEL_Foz
[c]キネマ旬報社