斉藤天鼓
市川亮太
第8回京都国際映画祭で優秀賞を受賞した新鋭・堀川湧気監督作。スーパー銭湯の新人清掃員・市川亮太は、その奥深い世界にのめり込み、自分の居場所を見つけていくが、新型コロナウイルスにより銭湯は休業。そんなある日、店長から銭湯の閉店を知らせるメールが届く。出演は、TV『エルピス-希望、あるいは災い-』の斉藤天鼓、「おろかもの」の笠松七海。本作のもとになった堀川監督によるドキュメンタリー「還る」も同時上映。
スーパー銭湯の新人清掃員として働く20歳の市川亮太(斉藤天鼓)。髪の毛1本でも気にする仕事の姿勢や、心臓部でもある「ろ過装置」の存在を知り、清掃業の世界にのめり込んでいく。やがて、亮太はスーパー銭湯を物として捉えるのではなく、生き物であると捉えるようになっていく。そんななか、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、スーパー銭湯は休業を余儀なくされる。休業の間、清掃作業からも遠ざかり、客を向かい入れていた“当たり前の景色”が失われてしまう。休業期間は長引き、ある日、店長から1通のメールが届く。それは、営業再開の連絡ではなく、スーパー銭湯の閉店を知らせるものだった。大きな喪失感を抱える清掃員たちは各々の形で、スーパー銭湯の最期に向き合うことになる。浴場に足を踏み入れた亮太は、黒カビが生えた浴室を見て、休業中もこの空間は生きていたと改めて実感。閉店を前に、亮太と清掃員たちの最期の清掃作業が始まった……。
監督、脚本、Bカメラ、編集、プロデューサー
撮影
撮影
音楽
美術
美術
照明
録音
助監督
助監督
助監督
照明補助
録音補助
録音補助
制作
制作
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