ファブリツィオ・フェラカ ーネ
Delegato del comune
ノーベル文学賞受賞作家のピランデッロが死去。ムッソリーニは、その遺灰をローマから手放さなかった。戦後、ようやく遺灰は故郷シチリアに帰ることになるが、次々にトラブルに見舞われる。タヴィアーニ兄弟の弟パオロが、兄ヴィットリオ亡き後、初めて発表し、ベルリン映画祭国際批評家連盟賞に輝いた。エピローグとしてピランデッロの遺作「釘」から脚色された一編も描かれる。6/23ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館他全国順次公開。
1934 年にノーベル文学賞を受賞した文豪ルイジ・ピランデッロは、その2年後、死に際して「灰は故郷シチリアに」と遺言をのこす。しかし、時の独裁者ムッソリーニは作家の遺灰を、その名誉を利用するためにローマに留めおいた。戦後、ようやく彼の遺灰が入った壺が、ローマからシチリアへと帰還することに。シチリア島の特使がその重要な務めを命じられるのだが、アメリカ軍の飛行機に搭乗拒否されたり、壷がどこかへ消えたり、次から次へとトラブルに見舞われる。果たして遺灰は無事にシチリアに届けられるのだろうか。
Delegato del comune
Bastianeddu
Betty
Nemica di Betty
Vescovo
監督、脚本
製作
撮影
撮影
音楽
美術
編集
衣裳デザイン
録音
字幕
字幕監修
[c] Umberto Montiroli
[c]キネマ旬報社