東京組曲 2020
3.5

東京組曲 2020

2023年5月13日公開、95分、ドキュメンタリー
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「Red」の三島有紀子監督が新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言下の2020年4月22日に体験したことを元に20名の俳優たちが各自撮影、その映像をまとめたドキュメンタリー。街から人が消え先行きの見えないコロナ第1波の中を過ごす俳優たちの日常を切り取る。俳優たちの暮らしぶりや感じていることを三島監督が引き出す形で共に作ること、俳優たちが自分もしくは日常を共にする同居人が撮影すること、朝4時に女の泣き声がどこからか聞こえてくるというシチュエーションを全ての出演者共通の出来事として描くこと、の3つをポイントに撮影された映像を紡ぐ。作品のキーとなる女の泣き声を、「夜、鳥たちが啼く」の松本まりかが担当。

ストーリー

2019年12月に中国で新型コロナウイルス感染症が初めて確認され、その後世界的に感染拡大。2020年1月、日本で最初の新型コロナウイルス感染者を確認、2月には死者が発表され、3月13日には新型コロナウイルス対策の特別措置法(特措法)が成立。そして4月7日、特措法に基づく緊急事態宣言が初めて発出され、不要不急の外出は自粛するよう要請された。飲食店やスポーツジム、映画館やライブハウスなど幅広い業種に休業要請があり、全国的かつ大規模なイベントは中止や延期などの対応が主催者に求められ、生活は一変した。エンターテインメント業界もかつてない事態に直面。先行きの見えない不安のコロナ禍の中、三島監督の誕生日である4月22日、明け方にどこからか人の泣き声が聞こえてきたことから、三島監督はこのコロナ禍で何を感じているのかが忘れ去られる前に、映像に残し、記録として確認できるようにすることを決める。そして、20人の俳優たちに3つのポイントをもとに撮影してもらうことに。1つめは、俳優たちの暮らしぶりや感じていることを三島監督が引き出す形で共に作ること。2つめは、俳優たちが自分もしくは同居人が撮影すること(情景カットなどは三島監督も撮影に参加)。3つめは、“明け方(朝4時)に女の泣き声がどこからか聞こえてくる”というシチュエーションをすべての出演者共通の出来事として描くこと。事前に録音した8分にも及ぶ女の泣き声を実際にイヤホンで聞いてもらい、その時の感情の動きやリアクションを記録。日記をつけようと決めた男性、舞台が延期になり自宅で家事に追われる女性、出演作品の映画の舞台挨拶が中止になった女性、自宅で一人黙々と仕事をする女性など、コロナ禍第1波を過ごす20人の俳優たちの日常を切り取った。

予告編・関連動画

松本まりかの”地球の泣き声”に応じて役者たちが撮ったもの『東京組曲2020』予告

予告編

2023/4/17(月)更新

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ニュース

作品データ

映倫区分
G
製作年
2023年
製作国
日本
配給
オムロ
初公開日
2023年5月13日
上映時間
95分
製作会社
テアトル・ド・ポッシュ
ジャンル
ドキュメンタリー

[c]「東京組曲2020」フィルム パートナーズ
[c]キネマ旬報社