エルザ・ジルベルスタイン
Simone Veil (1968-2006)
弱者の人権のために闘ったフランスの政治家、シモーヌ・ヴェイユの伝記映画。1974年、国会で中絶法を勝ち取り、1979年には女性初の欧州議会議長に選出されたヴェイユ。その不屈の意志は、アウシュビッツを生き抜いた壮絶な体験に培われたものだった。監督は、「エディット・ピアフ 愛の讃歌」、「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」で世紀の女性を描いてきたオリヴィエ・ダアン。出演は、「ずっとあなたを愛してる」のエルザ・ジルベルスタイン、「スザンヌ、16歳」のレベッカ・マルデール、「CQ」のエロディ・ブシェーズ。2022年フランス国内映画年間興行成績1位。
1974年、パリ。フランス国会はカトリック人口が多数を占め、さらに男性議員ばかりだった。そんななか、シモーヌ・ヴェイユ(エルザ・ジルベルスタイン)はレイプによる悲劇や違法な中絶手術の危険性、若いシングルマザーの現状を提示し、「喜んで中絶する女性はいません。中絶が悲劇だと確信するには、女性に聞けば十分です」と語りかけ、圧倒的反対意見をはねのけ、後に彼女の名前を冠してヴェイユ法と呼ばれる中絶法を勝ち取る。1979年、女性初の欧州議会議長に選出されると、大半が男性である理事たちの猛反対を受けながら、「女性の権利委員会」を設置する。女性だけではなく、移民やエイズ患者、刑務所の囚人など弱き者たちの人権のために闘い、フランス人に最も敬愛された女性政治家、シモーヌ・ヴェイユ。その不屈の意志は、かつてアウシュビッツ収容所に送られ、死の行進や両親と兄の死を経て生き抜いた壮絶な体験によって培われたものだった……。
Simone Veil (1968-2006)
Simone Veil (1941-1962)
Yvonne Jacob
Milou
Antoine Veil (1974-2006)
Antoine Veil (1946-1962)
Marceline Rozenberg
Jean-Paul Davin
Serge Klarsfeld
監督、脚本、編集
製作
製作
製作
撮影
音楽
美術
編集
衣装デザイン
録音
整音