1960年代初頭、元ナチス党員パウル・シェーファーがチリに設立した「コロニア・ディグニダ」(現在名:ビシャ・バビエラ)を題材に、労働・秩序・清廉を規範とする一見美しい共同体が、独裁者パウルの管理下で洗脳、武器の密輸、政治的反対派の拷問、殺人、児童虐待を繰り返すカルト集団だったという<悪名高き実話>を、少年のまなざしによって暴くシリアスドラマ。1973年から1990年まで続いたピノチェト政権下で隠され続け、エマ・ワトソン主演「コロニア」(2015)や、ストップモーションアニメ『The Wolf House(英題)』(2018)でも扱われた<チリの負の歴史>を、新たな視点で白日の下にさらす意欲作。
ストーリー
1989年、奨学生としてコロニア・ディグニダの学校に通い始めた12歳の少年・パブロは入学してすぐに集団を統治するパウル様の“お気に入り”に選ばれる。しかし、それは彼にとって地獄の日々への入り口だった。地域から隔離された謎の施設で遭遇する、あまりに不可解な出来事の数々。闇に触れた少年は、どのように現実と対峙するのか……。
スタッフ
監督、脚本、編集
マティアス・ロハス・バレンシア
製作
ジャンカルロ・ナシ
製作総指揮
フェルナンド・バスクーニャン
製作総指揮
コンスタンツァ・エレンチュン
共同製作
ドゥニ・ヴァスラン
共同製作
ソフィア・アイシ・ンセグ
共同製作
リナス・ギュンター
共同製作
タイタス・クライエンベルク
共同製作
イヴァン・グラノフスキー
共同製作
ルチアーナ・カルカーニョ
共同製作
ホルヘ・ボテロ
撮影
バンジャマン・エシャザァレタ
音楽
エリック・アベカッシス
美術
ラウラ・カリグリ
編集
アンドレア・シニョリ
衣裳デザイン
ミカエラ・リンカー
衣裳デザイン
ハイデルン・シュヴァントゲ
衣裳デザイン
パオラ・メンドーサ
音響効果
ロベルト・エスピノザ
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 原題
- UN LUGAR LLAMADO DIGNIDAD
- 映倫区分
- G
- 製作年
- 2021年
- 製作国
- チリ=フランス=ドイツ=アルゼンチン=コロンビア
- 配給
- シノニム=エクストリーム
- 初公開日
- 2023年6月9日
- 上映時間
- 99分
- 製作会社
- Quijote Films=Mandra Films=Klinkerfilm=Autocroma=Septima Films
- ジャンル
- サスペンス・ミステリー
[c] 2021 Quijote Films - Rampante Films - Mandra Films – Klinkerfilm – Autocroma - Séptima films
[c]キネマ旬報社