「RRR」のラーム・チャラン主演作。インド南東部、田園地帯のランガスタラム村は、金貸しブーパティによって牛耳られている。難聴のチッティの兄で、ドバイで働いているクマールは、帰省した際に村の有様に心を痛め、村長選挙に立候補することを思い立つ。国内興収21億6千万ルピーで同年公開のテルグ語映画首位を記録。第66回インド国家映画賞最優秀音響賞受賞作品。ラーム・チャランはフィルムフェア賞、サウス、南インド国際映画賞などで主演男優賞を受賞。
ストーリー
1985年、アーンドラ・プラデーシュ州中部にあるゴーダーヴァリ川沿岸の田園地帯、ランガスタラム村。チッティ・バーブ(ラーム・チャラン)は、モーターを使って田畑に水を送り込むことで生計を立てている。難聴で、人の声がよく聞き取れない障碍を持っているが、さほど気にせず楽しく日々を過ごしている。近所に住むラーマラクシュミ(サマンタ)に思いを寄せていて、調子はずれな求愛をする。一方、村は“プレジデント”を自称する金貸しブーパティによって牛耳られていた。チッティ・バーブの兄クマール・バーブは中東ドバイで働いているが、帰省した際にプレジデントが好き放題にする村の有様に心を痛める。そこで、州会議員ダクシナ・ムールティの力添えで村長選挙に立候補して、政治家として村の生活を改善していこうと思い立つが……。