うらじぬの
梨田
西加奈子による同名の短編小説を映画化。親友同士の二人の女性、梨田と浜中。二人はルッキズムに傷ついたり、女性への抑圧に憤ったりしていた。そんなある日、浜中は足元が燃えている男の噂を聞きつけてくる。二人は好奇心を頼りに、その男を探し回るが……。監督は、「ずっと独身でいるつもり?」のふくだももこ。出演は、ドラマ『ブラッシュアップライフ』のうらじぬの、「私はいったい、何と闘っているのか」のファーストサマーウイカ。
唯一無二の親友である二人の女性、梨田(うらじぬの)と浜中(ファーストサマーウイカ)が高円寺の高架下で、アップテンポなダンスチューンに合わせ、おもむろに脇毛を見せながら踊り狂う。高円寺の銭湯・なみのゆで、二人は湯に浸かりながら、50代の男性と14歳の少女の真剣な恋愛や、政治家の女性蔑視発言、医学部での女性受験者の一律減点など、炎上が相次ぐ女性への抑圧に憤る。ある日、梨田は浜中とお笑いライブに出かけ、容姿や恋愛経験を揶揄されるお笑い芸人の傷ついた表情に気づく。その帰り道、全身脱毛の告知が書かれたポケットティッシュを手にした梨田は、「なぜ彼は見た目を変えなければならないのだろう。恋人がいないことがそんなにダメなことなのだろうか。そしてなぜ私は体中の毛をなくさなければならないのだろう」と思う。その日から、梨田と浜中は脇毛を伸ばし、踊ることで自分たちを解放するようになる。梨田と浜中は商店街でのダンスイベントの帰り、居酒屋で打ち上げをしているバンドに出会う。メンバーから無自覚にラベリングされ、傷ついた女性トモが店を飛び出すと、梨田は「君はなにも悪くない」と思わず叫ぶ。そんな折、浜中は高円寺周辺に出没する“炎上する男”の噂を聞く。噂は真実味を帯びており、二人は好奇心を頼りに男を探し回る。ぼうぼうと足が燃えているというその男は、一体何者なのか……。
梨田
浜中
炎上する男
監督、脚本
原作
エグゼクティブプロデューサー
撮影
音楽
美術
編集
スタイリスト
ヘアメイク
照明
録音
音響効果
助監督
監督補
制作担当
企画・プロデュース
プロデューサー
ラインプロデューサー
宣伝
宣伝
宣伝デザイン
企画協力
企画協力
劇中歌、エンディング曲
小道具
スチール
[c]キネマ旬報社