焔の女(1941)
焔の女(1941)
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焔の女(1941)

1947年9月30日公開
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「幽霊西へ行く」「パリ祭り」のルネ・クレールがハリウッドで監督した第一回作品で、「スポイラース(1942)」「天使」のマレーネ・ディートリッヒが主演する。脚本は「激怒(1936)」「妻と女秘書」のノーマン・クラスナが書き下ろし、「孔雀夫人(1936)」のルドルフ・マテが撮影を指揮した。助演者は、「キング・コング(1933)」キング・コング」のプルース・キャボット、「運命の饗宴」のローランド・ヤング、「天使の花園」のミッシャ・オーアらである。

ストーリー

1841年のことである。ニューオリンズの町にヨーロッパから流れこんだ、一人 の女があった。由緒ある貴族の血縁につながる淑女というふれこみであったが、クレール・ルドワーは氏も素性もいやしい女であった。ニューオリンズの独身紳士の中では一番の金持ちといわれるジロオはクレールにほれ、結婚を申し込む。ところがクレールはラツールというミシシッピー河の蒸気船の船長を見染めたので、富と愛との板ばさみになったのである。クレールの素性がバレかかった時、彼女はまたまことしやかな話をでっち上げた。ジロオはこの話をうのみにしたが、ラツールはことの次第を見破った。そしてある日、ラツールはクレールを彼の船に誘惑し、数時間を共に過ごした。クレールはラツールを愛していることをはっきり悟ったが、ジロオとの結婚式場へ心なくも急がねばならなかった。結婚行進曲が奏せられ、クレールとジロオが神父の前にひざまずいた時、彼女は会衆の中にある物音を聞き、それがラツールであることを知った。振り返ってラツールの顔を見た時、結婚する気は失せてしまった。ラツールが部下の水夫たちに命じて起させた騒ぎと共に、クレールは気絶した真似をした。数時間後、ラツールの船はカリビア海のとある海賊島へ向かっていた。デッキの上にクレールの笑顔が見えたことはいうまでもない。

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作品データ

原題
The Flame of New Orleans
製作年
1941年
製作国
アメリカ
初公開日
1947年9月30日
製作会社
ユニヴァーサル映画


[c]キネマ旬報社