ジェームズ・スチュアート
Profesor_Robert_Leaf
ジョン・ハースのホーム・コメディ「そばかすエラスマス」を「女房は生きていた」のハル・カンターが脚色、「恋愛留学生」のヘンリー・コスターが製作・監督したコメディ。撮影は「恋愛留学生」のルシエン・バラード、音楽は「ミンクの手ざわり」のジョージ・ダニングが担当した。出演は「西部開拓史」のジェームズ・スチュアート、「メリー・ポピンズ」のグリニス・ジョンズ、「史上最大の作戦」のフェビアン、子役のシンディ・キャロル、「脱線アシカ騒動」のビル・マミーほか、ジョン・ウィリアムス(1)、エド・ウィンなど。
リーフ教授(ジェームズ・スチュアート)と妻ビーナ(グリニス・ジョンズ)の間には長女パンドラと8歳の弟エラスマス(ビル・マミー)がいる。ある日、エラスマスの学校の先生が、彼が数学の天才であることを発見、教授夫妻に知らせに来た。詩人であり科学を極端に嫌う教授は、この事実をひた隠しに隠そうとしたが、ついに新聞にデカデカと報道された。母に連れられて銀行に行った時、年次決算報告に誤りのあることを発見したからだ。教授はエラスマスの才能が商業化されることを阻止することにヤッキになっていたが、それでも家庭内で起こっていることは少しも知らない。パンドラは弟に宿題を任せ、恋人と一緒に弟の頭脳を利用して競馬で金を儲けている始末。エラスマス自身も競馬の賞金のマージンをとるたびに金を貯めパリ行きの旅費を作っていた。憧れのブリジット・バルドーに会いに行くためだ。ある日、ナントカ博士と名乗るイカサマ師が教授を訪れ、エラスマスが算定した確立で競馬に賭け、利益金でリーフ財団を組織しようともちかけ、承諾させてしまった。エラスマスはB・Bからの招待状を受け、ムリヤリに父親同行でパリに行った。帰ってみると、例のイカサマ師が財団の金を全部競馬につぎ込み、莫大な配当を得ていた。ところがこの男、この金を持ってドロンしようとした。そこへ国税庁の役人が現れ、所得税を払えという。教授が来て、金は財団の基金だから無税であると説明して、万事OKとなった。一時は、自分の息子が理科系の才能のあることを指摘されて、詩を愛するあまり大学を辞めていたが、学長や生徒たちの希望を入れて復帰した。ようやくリーフ家に平和が訪れた。
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