1970年代初頭から50年以上にわたって活動を続けるアメリカの実験映画作家ジェイムズ・ベニングが77年に製作した初長編映画。ミルウォーキーやシカゴの町やその郊外、高架鉄道や高速道路など、主にフィックスで撮られた66の風景からなる作品。撮影から録音、編集まで、1人で手掛ける個人制作で作られている。特集上映『ジェイムズ・ベニング2023 アメリカ/時間/風景』にて上映。
ストーリー
ベニング初の長編映画で、印画紙の寸法をタイトルに冠した本作は、それ以前に撮られた短編映画「8 1/2×11」(タイプ用紙の寸法)の発展形。生まれ育ったミルウォーキーやシカゴの町やその郊外、高架鉄道や高速道路など、主にフィックスで撮られた66の風景からなる作品。風景だけではなく、同じ人物が何度か別の場面に登場することで、ある種の物語を読み取ることができるかもしれない。作中で二度流れる曲は、ボブ・ディランの『ブラック・ダイアモンド湾』が使われている。
キャスト
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作品データ
- 原題
- 11×14
- 製作年
- 1976年
- 製作国
- アメリカ=カナダ
- 配給
- (主催:コピアポアフィルム=ダゲレオ出版)
- 初公開日
- 2023年10月7日
- 上映時間
- 80分
- 製作会社
- The American Film Institute=The National Endowment for the Arts
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