監督、製作
主にカメラを固定し計算しつくしたショットを紡ぐ実験映画作家ジェイムズ・ベニングが、カリフォルニア州で初めてアフリカ系アメリカ人によって統治された街アレンズワースの建物を、毎月1棟、5分ずつ撮影し、黒人文化の歴史の痕跡を探るドキュメンタリー。2023年第73回ベルリン国際映画祭フォーラム部門正式出品作品。特集『ジェイムズ・ベニング2023 アメリカ/時間/風景』にて上映。
ストーリー
1908年に作られ、カリフォルニア州で初めてアフリカ系アメリカ人によって統治された自治体アレンズワース。第一次大戦後には多くの住民がここから離れて荒廃し、現在では当時の歴史的建造物の復元・修復が行われている。実験映画作家ジェイムズ・ベニングは毎月1棟、無人の建物に5分ずつカメラを向け、1年にわたり撮影。公民権運動家だったエリザベス・エクフォードのワンピースのレプリカを身につけた女生徒が、ルシール・クリフトンの詩を朗読するシーンも収め、小さなコミュニティの物語が黒人の歴史全体と交差する。
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作品データ
- 原題
- Allensworth
- 製作年
- 2022年
- 製作国
- アメリカ
- 配給
- (主催:コピアポアフィルム=ダゲレオ出版)
- 初公開日
- 2023年10月7日
- 上映時間
- 65分
[c]キネマ旬報社