リチャード・ギア
Frank_Roberts
不作続きのアイオワの農家を舞台に、ある兄弟の愛の絆を描く人間ドラマ。製作はフレデリック・ゾロとポール・クルタ、監督はゲイリー・シニーズ、脚本はクリス・ジェロルモ、撮影はエリオット・デイヴィス、音楽はロバート・フォークが担当。出演はリチャード・ギア、ケヴィン・アンダーソンほか。
63年には最優秀農場として表彰されたこともあるアイオワ州のロバーツ農場も、85年になると不作続きの惨状で、借金もかさむ一方であった。数年前に父(ブライアン・デネヒー)を亡くし、後を継いだ2人の息子フランク(リチャード・ギア)とテリー(ケヴィン・アンダーソン)は、住み慣れた家を借金のかたに取られ、残されたプライドで家に火を放ち逃走した。こうして2人は警察に追われる身となるが、一方農民たちからは英雄的存在とみなされる。そんなある日、2人のもとに「ローリング・ストーンズ」の記者が取材に来る。世間が自分たちに注目していることを知ったフランクは、次第に荒々しくなり、テリーはそんな兄の態度に脅威を抱き始める。サリー(ペネロープ・アン・ミラー)という女性と恋に落ち、このような生活から抜け出したいと願うテリーは、そのためフランクと対立するが、やがて彼は弟の真意を知る。こうしてフランクと別れたテリーは自分の人生を歩き始めることを決意し、一方のテリーはやってきた警官に自首するのだった。
監督
脚本
製作
製作
製作総指揮
製作総指揮
撮影
音楽
字幕
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