平田うらら
すず
新興宗教で洗脳された過去をもつ平田うららが主演を兼任した初監督作。『光の塔』の信者である母から厳しい宗教教育を受けてきたすず。ある日、学校で献金袋を盗まれたすずは、お金を借りるために祖父母に会いに行く。そこで虐待の事実を知った祖父母はすずを匿う。ある宗教二世が残した一通の遺書に感化された平田うららが、宗教虐待をテーマに娘、母、祖母ら3世代の視点を交えて多角的に描き出す。母・恵役は新鋭・安藤奈々子。
『光の塔』の信者である母・恵(安藤奈々子)から厳しい宗教教育を受けてきたすず(平田うらら)。教えに反することをすると、鞭で打たれるなど虐待を受けてきた。そんなある日、学校で献金袋を盗まれてしまったすずは、お金を借りるために祖母・紀子(中村ひろみ)を訪ねる。そこで虐待の事実を知った紀子と祖父・勝男(大月伸昭)はすずを保護し、3人での生活が始まる。紀子と勝男から愛されて暮らすなか、「世の人はサタンにそめられている」という教えを疑い始めるすず。だが教えに疑問を持てばサタンに堕ちる。それは、すずにとって母との永遠の決別を意味するものであった。やがて、すずは紀子や勝男の話から、入信する前の母の姿を知ることに。優しかった母はなぜ変わってしまったのか。恵が自由を手放してまで求めた“ゆるし”とは。恵の知られざる姿を知ったとき、すずは……。
監督、脚本
エグゼクティブプロデューサー
撮影
美術
編集
ヘアメイク
照明
録音
音響監修、音響監修
助監督
ライン・プロデューサー
宣伝協力、宣伝協力
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