ジャン・マイケル・ヴィンセント
Tommy
ロウアー・イーストサイドの薄汚れた町バロー・ストリートを舞台に、仮寝の宿で停泊した1人の船乗りが、恋人、友人を得て町を荒らすチンピラたちに立ち向う姿を描く。製作総指揮はロバート・J・ワンシュ、製作はウィリアム・S・ギルモアとジェリー・ブラックハイマー、監督は「ローリング・サンダー」のジョン・フリン。トーマス・マイケル・ドネリーとマーク・チューリンの原作をトーマス・マイケルが脚色。撮影はリック・ウェイト、音楽はドミニク・フロンティアが各々担当。出演はジャン・マイケル・ヴィンセント、テレサ・サルダナ、フェルナンド・ロペス、アート・カーニー、ルディ・ラモス、レニー・モンタナ、ダニー・アイエロなど。日本語版監修は野中重雄。カラー、ビスタサイズ。1979年作品。
明け方のブルックリンの波止場にひとりの二等航海士が降り立った。彼トミー・ギャンブル(ジャン・マイケル・ヴィンセント)は一等航海士といさかいを起こし6カ月の停職処分を受け、この町の船員組合を訪ねに来たのだった。知り合いのバーテンダーに安アパートを見つけてもらったトミーは、このうす汚ないロウアー・イーストサイドのバロー・ストリートで、次の船が決まるまで居つくことにする。ひょんなことで知り合った上階に住むマーシャ(テレサ・サルダナ)はエキゾチックな黒髪の美女だ。雑貨屋に買物に行ったトミーは、そこの主人エイブ(アート・カーニー)から、この町がプエルトリコのチンピラたちに荒らされ、人々が苦しめられていることを聞く。そのグループ“ソール団”のリーダーは黒いスペイン風ハットのエンジェル(ルディ・ラモス)。ある日、エイブがソール団に襲われた。誰もが彼らの報復を恐れて拒んでいた警察の告発状にエイブがサインしたからだ。マーシャは、こんな町は出ていきたい、と嘆いた。そんな彼女をなぐさめようと、トミーは屋上に小さなビニール・ハウスを作るが、それも、ソール団の手によってメチャメチャにされた。怒った卜ミーはソール団の数人を叩きのめすが、それを根にもったエンジェルがお前を殺すとトミーに告げた。深くかかわってしまったことを後悔するトミー。そして旅立ちの日がくる。仲よしになったキッド(フェルナンド・ロペス)も、マーシャも涙をこらえている様子だ。トミーの船が出港する寸前、ゴミ捨て場でトミーが父親と慕っていたワコ(レニー・モンタナ)の死体が発見された。トミーは船を下り復讐を誓った。夜、ソール団に挑むトミーら数人。形勢不利の中で、しかし、それまで影をひそめていた住民たちの予期せぬ協力で、エンジェルたちを倒すのだった。(松竹=富士映画配給*1時間43分)
Tommy
Marsha
Kid
Abe
Angel_Cruz
Carmine
Whacko
Abbie_Jackson
Paolo
監督
脚本、原作
原作
製作
製作
製作総指揮
撮影
音楽
字幕
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