革命する大地:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
革命する大地
革命する大地
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革命する大地

2024年4月27日公開、111分
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ペルー革命から約50年、今も政治的混迷が続くペルーの人々の50年にわたる闘いを記録したドキュメンタリー。1969年に公布された農地改革法の失われた記憶と影響をインタビューやアーカイブ映像、過去のペルー映画から再構築し、ペルーで起きた革命の是非を問う。出演は、映画監督のフェデリコ・ガルシア、元ペルー大統領のフランシスコ・モラレス・ベルムデスほか。

ストーリー

1968年、ペルーのフアン・ベラスコ・アルバラードによって軍部革命政府が樹立され、ペルー革命が推し進められる。翌1969年に公布された農地改革法は、それまでのペルーの土地と市民権をめぐる闘争に大きな変革をもたらした。実施したベラスコ大統領を、先住民を半奴隷状態から解放した英雄と見る者も、地主寡頭制の解体への不満とともに独裁者と見る者もいる。スペインからの独立後も続く、半封建主義的な社会構造。ペルーの国民的作家であるマリア・ホセ・アルゲダスや農民リーダーらが、当時を振り返る。そして1968年のクーデターに始まる革命から、ベラスコ政権の瓦解まで、社会の変化を映し出す。作中に引用されるのはアルマンド・ロブレス・ゴドイ監督の「みどりの壁」や「革命児トゥパク・アマル」、「豚と天国」など。フェデリコ・ガルシア監督は、ペルー革命後、それまで記録された映像や資料が破棄されていくなか、ネガフィルムを盗み出し、ブエノスアイレスで『コンドルがうまれたところ』(1977)を完成させる。知識人たちは「農地改革は全員が市民になれる手段だった」と証言する一方で、農地改革後にペルーを待っていたのは暴力の時代だったのも確か。そして「民主的であるなら多様性への寛容さが必要だ」と警鐘をならす。

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作品データ

原題
La Revolución Y La Tierra
製作年
2019年
製作国
ペルー
配給
ブエナワイカ
初公開日
2024年4月27日
上映時間
111分
製作会社
Autocinema=Animalita=Bebeto Films


[c]キネマ旬報社