魔の海底:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
魔の海底
魔の海底
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魔の海底

1933年公開、サスペンス・ミステリー
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「キング・コング(1933)」「肉の蝋人形(1933)」のフェイ・レイと「山に住む女」「大空の闘士」のラルフ・ベレミイが共演する映画で、「アメリカの暴露」「たそがれの女」のジョー・スワーリングが書き下ろした台本により「狂恋のつばさ」のアルバート・ロージェルが監督し、「たそがれの女」「狂恋のつばさ」のジョセフ・ウォーカーが撮影した。助演者はフレデリック・ヴォゲディング、エスター・ハワード、トレヴァー・プランド、ポール・ペイジ等である。

ストーリー

ドイツ潜航艇U170号は大戦中300万ドルの金塊を積んだまま撃沈され、乗組員は全部溺死したが、艇長と副長だけは奇跡的に助かり近くの島に泳ぎついた。副長は艇の沈没個所を記した地図を描いたが、悪心を起こした艇長は地図を奪って副長を断崖から突き落として殺してしまった。12年後、常時の艇長はカール・シュレマーと名乗って貨物船の船長になっていたが、桑港の魔窟の女将で金を蓄えているリリイという女を語らって金塊引き上げを計画した。リリイはアメリカ第1の腕ききの潜水夫スチーヴ・マックリリーを仲間に入れる。儲けは3人山分けと話は決まって、シュレマーは古船を買い込み、リリイをすっぽかして出帆したが途中暴風にあって難破し、スチーヴとシュレマーだけが助かる。スチーヴは地図を2分して、1半を自分が懐中してシュレマーの裏切りを未然に防ぐ。その後2人はダイアン・テンプルトンという有閑令嬢の海底生物採取船に、夫々船長、潜水夫として乗り込んで再び金塊挙げに赴く。途中密航者となってリリイが姿を現したので、シュレマーやむなくこの女を給仕女として使うことにする。海底探検を重ねて進むうちに、スチーヴはダイアンに首ったけ惚れてしまう。一方スチーヴとシュレマーはついに潜航艇U170号の所在を突き止め、金塊箱には鎖をかけて何時でも引き上げができるようにした。翌朝暁シュレマーはスチーヴに酔麻剤入りのコーヒーを飲ませてリリイと2人で引き上げに赴く。麻酔から冷めたスチーヴはダイアンが潜水ランクで潜水中、巨イカに襲われて送気管も綱索も切断されていると聞き、単身救助に赴いて彼女を救い出した。そして急いで望遠鏡で沖合を眺めると、引き上げた金塊箱を底抜けのために金塊はバラバラとなって海底に沈み、驚いたシュレマーは鎖に巻かれて海底に引きずり込まれてしまった。スチーヴは金塊よりも尊いダイアンの愛を獲た。

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作品データ

原題
Below the Sea
製作年
1933年
製作国
アメリカ
初公開日
1933年
製作会社
コロンビア映画
ジャンル
サスペンス・ミステリー


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