2018年に静岡県3館、翌年に東京でも公開された「イーちゃんの白い杖」に新規映像を追加した特別編。生まれつき目が見えない“イーちゃん”こと小長谷唯織(こながやいおり)と重い障がいを持つ2歳下の弟・息吹(いぶき)。苦悩を乗り越える姉弟を25年間追い続けた“絆”の記録。2023年日本民間放送連盟賞テレビ・グランプリ受賞作。語りを静岡出身の落語家・春風亭昇太が務めている。
ストーリー
静岡県に暮らす生まれつき目が見えない“イーちゃん”こと小長谷唯織(こながやいおり)と、重い障がいをもつ2歳下の弟・息吹(いぶき)。遡ること25年前、盲学校に通っていたイーちゃんは、次第に“どうして自分だけ違うのか”と疑問を抱き始める。たくさんの友だちと離れ離れになり、いじめを経験し、大好きなピアノに触れても晴れない心……。“自殺”の二文字が頭をよぎったとき、隣には病と向き合い、前進し続ける弟がいた。次々にやってくる挫折や苦難、数えきれないほど立ちはだかる壁をひとつずつ乗り越えた先に、幸せはやってくる。