カミノフデ 怪獣たちのいる島のレビュー・感想・ネタバレ・評価
ユーザーレビュー
- karimenrider4.4
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評価低い人もいますが、何故観に行ったの?と思います。
派手なアクションを観るつもりで林海象監督の「私立探偵 濱マイク」シリーズを観に行くようなもんです。
自分からにしてはキャスト、スタッフ、特報、予告編等で観る前からどのような作品かわかりました。
昭和「特撮」を好きな人なら楽しめる作品であります。
演出が古い感じですが、1970,80年代ような雰囲気、それが懐かしい。
それに、迫力のあるヤマタノオロチの特撮を観れたというのが嬉しい。
気分的に★3.5ですが、最低評価★0.1は無いだろう、気に入らなくても★1.0だろうという偏見で
★3.5+(1.0-0.1) =4.4
にしました。いいね! 0 - amazon022.7
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キーワードはノスタルジー。
特撮映画と、村瀬総監督がそこにかけた愛と情熱と実績を形として残そうとした作品。
VFXではなくトクサツで作られる世界観なので、印象としては90年代のVシネマを観ているよう。実写パートもグリーンバックが多いし、散りばめられたトクサツも、広くて深い昭和特撮への愛がなければ,今のCG慣れした目にはチープに映ってしまう。
良くも悪くもそれら、見せたいトクサツをつなぐストーリーなので、お話としてのカロリーは全く高くない。
愛の溢れた作品というより,観客が溢れる愛を持って迎え入れるべき稀有な作品に仕上がっている。いいね! 0 -
- HiromiA3.1
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村瀬継蔵のための映画なのかな。筋書きはファンタジーだけど結構強引だったし、怪獣ゴランザの行動に一貫性がなかった。ヤマタノオロチが世界を滅ぼそうとする意図もわからず、突然現れる怪魔人もどうやって登場したんだろう。描いたものが現実化する神の筆に変わって思い描いたものを現実化してくれるムグムグルスがいるのなら何でもありでしょうに。そして現実世界では朱莉はクラスで浮いた存在の設定だったが、それは物語のどう影響したんだろう。あまり必要のないシーンに感じてしまった。穂積は若いころの健三にそっくりだと監督がつぶやくが、この冒険は健三から朱莉への和解の提案だったのか。そして現実世界に戻ったとき、心情として亡き祖父との和解が出来たけど、それで健三の世界は守られ継承されるものなのか。脚本をもっと練って欲しかった。ミニチュアを使った特撮は懐かしさはあるけど完成度は低い。怪獣がぶつかったぐらいで爆発するように壊れていくビルには違和感を覚えてしまった。でもこういう作品にしばしば登場してくれる斎藤工の映画愛には感服します。
いいね! 1 -
- あずき4.0
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90年代特撮の雰囲気が刺さった!
懐かしい気分になり個人的に大好きな映画になりました。
後半のヤマタノオロチのシーンは圧巻でした。流石です!
主人公の二人も斎藤工さんも良かったです。いいね! 0 - にの3.0
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昭和特撮が大好きな人たちが作ったと分かる何ともノスタルジーを感じさせる映画。正に夏休みに公開するに相応しいので小さな子供たちにこそ観てほしい。主題歌がドリカムなのは豪華すぎる。
いいね! 1 - 🙃1.0
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大阪アジアン映画祭見逃したのでようやく鑑賞
ヤマタノオロチがカッコいい ところで各々に脳はあるのかな?あったらなんで怪獣やってるのかな?
マンホールよかったですよ とてもいいね! 0 - かも2.9
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特撮ファンならば知らない人はいない村瀬継蔵さんが過去に香港のショウ・ブラザーズから依頼されて作ろうとした企画「神筆」を基にし、自らが監督した作品。
88歳になる村瀬さんの妹さんと個人的に繋がりがあった時期があるので、継蔵さんの初監督作品をとても嬉しく思い、早速、劇場入りしてまいりました。
架空の特撮造形家を扱ってはいるものの、どう見ても継蔵さん本人でした。
劇中に出てくる「復讐の巨大原人」などは継蔵さんが香港で撮影に参加した「北京原人の逆襲」そのもの。
継蔵さん本人が着ぐるみを着て落下するアクションをやった実話まで披露。
他にも「大怪獣バラン」の背中にゴムホースを使用した話まで盛り込んでました。
更には継蔵さんが手掛けた造形品の数々が展示されていたり、本人がカメオ出演していたりと、虚実ない混ぜにした演出が盛り沢山。
観ているだけで胸が熱くなってしまいました。
ファンタジー色の強い作品ではありましたが、特撮の方は抜かりなし。
特に、八岐大蛇が街を蹂躙し、破壊していく様は「凄い」の一言。
街のミニチュアも細かく作り込まれており、張り巡らされた電線ごしからのショットや、ミニチュアの家の中から撮影された構図に思わず興奮してしまいました。
手作り特撮ファンならばきっと満足できる出来栄えになっていたと思います。
余談ではありますが、樋口真嗣さんの出演や「ネズラ 1964」のシーンが使用されるというファン垂涎のサービスもあり。
それら全てが本作によって一つとなり、継蔵さんの「思い」や「偉業」が世代を超えて間違いなく受け継がれていくと思います。いいね! 0 -