監督、製作
1871年に制定され、1994年まで存在した同性愛を禁止するドイツの刑法175条により、ナチス・ドイツで迫害された同性愛者たちを追ったドキュメンタリー。なぜ国家によって同性愛は禁止されたのか。歴史に隠された一面を明らかし、人間の自由と尊厳を問いかける。監督は「ハーヴェイ・ミルク」のロブ・エプスタインと、同作のスタッフだったジェフリー・フリードマン、ナレーションを「アナザー・カントリー」のルパート・エヴェレットが担当。2001年山形国際ドキュメンタリー映画祭にて『刑法175条』のタイトルで上映された。
ストーリー
かつてドイツで施行されていた同性愛者を差別する刑法175条。同法により、特にナチ支配下で男性同性愛者が弾圧されていた事実を、6人のゲイとひとりのレズビアンが証言。当時、約10万人が捕まり、1万から1.5万人が強制収容所に送られ、強制労働や医学実験に使われた結果、生存者はおよそ4000人。本作製作時には生存が確認出来たのは僅か10名に満たなかった。強制収容所での体験を告白するハインツ、フランス人ピエールは自分のボーイフレンドが虐殺されるのを目撃、ユダヤ人のガドは地下抵抗組織の指導者としての経験を語る。
スタッフ
監督、製作
ジェフリー・フリードマン
脚本
シャロン・ウッド
ナレーター
ルパート・エヴェレット
製作
マイケル・エレンツヴァイク
製作
ジャネット・コール
撮影
ベルント・マイナース
音楽
ティボール・シェムズ
編集
ドーン・ログスドン
録音
アル・ネルソン
日本版字幕
川口隆夫
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 原題
- PARAGRAPH 175
- 製作年
- 1999年
- 製作国
- アメリカ
- 配給
- パンドラ
- 初公開日
- 2024年3月23日
- 上映時間
- 81分
- 製作会社
- Channel Four Films=Cinemax=HBO Theatrical Documentary
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