結城モエ
弓子
推理作家・島田荘司による連作短編集『網走発遙かなり 改訂完全版』に収録された短編を、島田荘司自ら脚本を書き映画化。江戸川乱歩は人を殺したという噂を知った弓子は、のめり込むように乱歩周辺について調べ、死体を埋め込んだとされるアパートに向かう。劇中で使用されるオリジナルオペラの作詞作曲も島田荘司が担当。監督は、「20歳のソウル」の秋山純。「20歳のソウル」の原作・脚本を手がけた脚本家・演出家・俳優の中井由梨子が劇中劇を演出。モデルでドラマ『Get Ready!』などに出演した結城モエが映画初主演したほか、江戸川乱歩を『特命係長 只野仁』シリーズの高橋克典が、謎の女性・芙蓉を「花筐/HANAGATAMI」の常盤貴子が演じる。
江戸川乱歩の作品を愛読している弓子は、殺人快楽症になりたいという生前の乱歩の言葉を巡り、インターネット上で乱歩は実際に人を殺していたという話が広まっているのを目にする。それは、乱歩が殺したのは美しい女で、今も表参道にその面影を残す同潤会アパートの壁に彼女を埋め込んだというものだった。祖父の写真館のアルバムから出てきた美しい女が写った古い写真から乱歩との接点が紐解かれていき、弓子はやがて乱歩の親族や明智小五郎のモデルとなった人物、そして謎の美女にたどり着く。さらにはこの話にのめり込む弓子の前に乱歩の幻影が現れ、天涯孤独の芙蓉を愛しているからこそ殺してみたいと囁くようになる。弓子は夢遊病者のようにノミを手に一人真夜中の同潤会アパートへ向かい、壁に刃を突き立てると……。
弓子
江戸川乱歩
芙蓉
福島萍人
二山至
里美新造
柾木愛造
金物屋店主
現在の芙蓉
福島の孫
渚
弓子の母
弓子の父
弓子の祖父
監督、プロデュース
脚本、原作、音楽
劇中劇演出
撮影
撮影
撮影
撮影監督
美術
スタイリスト
着付け
着付け
ヘアメイク
照明
録音
装飾
CG制作
演出補
演出補
演出補
演出補
演出補
ヘアメイクアシスタント
着付けアシスタント
振付アシスタント
協力プロデュース
協力プロデュース
協力プロデュース
音楽プロデュース
ホームページ
劇伴作曲
オペラ編曲
照明助手
装置
持道具
録音助手
録音助手
MA
スタント
スタント
スタント
スタント
振付
スチール
脚本協力
題字デザイン
題字デザイン
[c]キネマ旬報社