ダイアン・キートン
Theresa
若い女教師が麻薬とSEXにおぼれ、身をほろぼしていくさまを描く。製作はフレディ・フィールズ、監督・脚本は「弾丸を噛め」のリチャード・ブルックス、原作はジュディス・ロスナー、撮影はウィリアム・A・フレイカー、音楽はアーティ・ケーン、編集はジョージ・グレンビル、美術はエドワード・カーファグノが各々担当。出演はダイアン・キートン、チューズディ・ウェルド、ウィリアム・アザートン、リチャード・カイリー、リチャード・ギア、アラン・フェインスタイン、トム・ベレンジャー、レヴァー・バートンなど。
テレサ(ダイアン・キートン)は6歳の時、ポリオにかかり片足が不自由になった。11歳の時に手術をうけて歩けるようになったが、いつ再発するかもしれないという不安が、彼女の心を暗くしている--。短大の若い教授マーティン(アラン・フェインスタイン) は、女子学生のあこがれのまとであり、テレサも彼にひかれていた。ある日、彼女は彼の仕事の手伝いをし、彼にアタックした。彼女が初めて女になった時だった。2人が別れたのは、それから間もなくのことであり、ある日彼女は、姉キャサリン(チューズデイ・ウェルド)の生活を目にあたりにする。マリファナ、ポルノフィルム……、夜明けに帰宅する男出入りの激しさ。悩む父(リチャード・カイリー)は、一晩家をあけたテレサにあたり、それがきっかけで彼女は家を出た。やがて、テレサは夜の街を歩くようになり、なじみの酒場が出来る。行きずりの男女が快感を求める所--。テレサは昼はろうあ学校の先生になる教習所に通い、夜は酒場という生活を送るようになった。孤独と絶望感--。彼女は、酒場でトニー(リチャード・ギア)という若者より誘いを受け、激しいSEXを味わう。そして麻薬も教わる彼女。学校で特に目をかけていた黒人の少女を黒人街におくったテレサは、そこでジェームズ(ウィリアム・アザートン)というまじめな青年と出会った。そんな彼女はある日、不妊手術をうける。そして再び、酒場通いをする彼女。ついにトニーに絶縁する彼女。やがて、クリスマスがやってきた。ジェームズはプレゼントを持って訪問し、テレサは彼をつれてひさしぶりに実家に帰った。両親はまじめな彼を歓迎するが、それはテレサの気持を冷たくした。その晩、彼女のアパートで彼とねる。だが、そんな彼が避妊具を持っているのに、彼女の気持は一層冷えていった。ある日、彼女が酒場でひろった男ゲーリー(トム・ベレンジャー)は、ホモの中年男に囲われている男だった。テレサの誘いでアパートにいった彼の肉体は、女に興味を示さず、あざ笑う彼女に、彼は狂った。なぐりつけ、血まみれになった彼女に、おそいかかる彼。ゲーリーはテレサを犯しつつ、ナイフを持って彼女の胸をさしつづけた。そして童女のように安らかな微笑をたたえ、テレサは永遠の闇に沈んでいく--。
Theresa
Katherine
James
Mr._Dunn
Tony
Martin
Cary
Cap_Jackson
監督、脚本
原作
製作
撮影
音楽
美術
編集
字幕
[c]キネマ旬報社