米国インディペンデント映画の先駆者の一人、ベット・ゴードンが手がけた1981年の短編を日本劇場初公開。ニューヨークのポルノ映画館「Variety」を舞台に制作され、長編「ヴァラエティ」のプロトタイプと呼べる作品であり、直接的な繋がりを持つ内容となっている。タイトルは、サイレント期から活躍した女性監督ドロシー・アーズナーによる1930年の同名ハリウッド作品(日本公開タイトル「夫なき妻」)に由来する。特集企画「ベット・ゴードン エンプティ ニューヨーク」にて上映。
ストーリー
ニューヨーク、タイムズ・スクエア近くのポルノ映画館「Variety」。実験的劇団ウースターグループのメンバーであるスポルディング・グレイとナンシー・レイリーが、エロティックな空想とポルノグラフィーについての考えを語り合う……。