ヨハンネス・ホロパイネン
トゥロ
2019年に公開され異例の大ヒットを記録したフィンランド映画「ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!」の続編。ライヴ直後に逮捕・収監されたメタルバンド、インペイルド・レクタム。だがメンバーの実家であるトナカイ粉砕場兼スタジオが消滅の危機に陥り、彼らは脱獄を決意する……。監督のユッカ・ヴィドゥグレン、ユーソ・ラーティオを始め、出演のヨハンネス・ホロパイネン、サムリ・ヤスキーオといったスタッフ・キャストが再結集。日本の女性3人組メタルダンス・ユニットBABYMETALも出演。
活動開始から12年間ライヴ経験なし、オリジナル曲なしだったフィンランドのド田舎メタルコピーバンド、インペイルド・レクタム(直腸陥没)。だが、史上最高の初オリジナル曲をひっさげノルウェーの巨大フェス<ノーザン・ダムネーション>へ殴り込み、“終末シンフォニック・トナカイ粉砕・反キリスト・戦争推進メタル”バンドへと脱皮する。ところがその行いによって彼らは逮捕・収監されてしまう……。獄中、超大物レコードプロデューサーのフィストから、ドイツのメタルフェス<ヴァッケン・オープン・エア>への出演オファーを受ける彼らだったが、準備不足と投獄を理由に辞退。バンドは看守の目を盗み、牢屋でひっそりと演奏するしかなかった。ところが、ギターを担当するロットヴォネン(サムリ・ヤスキーオ)の父が病に倒れ、地上げ屋によって実家のトナカイ粉砕場兼彼らのスタジオが消滅の危機に。そんな緊急事態勃発に彼らは脱獄を決意する……。出演料でロットヴォネンの実家を救うべく再び史上最高のオリジナル新曲を携え、フィヨルドの彼方ドイツ北部のヴァッケンを目指す一行。やがてメンバーたちは、かつて憧れだった超電導波デスボイスのベテランメタルバンド、ブラッドモーターに遭遇するが、彼らはフィストの操り人形となり商業主義の奴隷と化していた。フィストはバンドを食いものにする金の亡者だったのだ。フィストによるカバー曲演奏指令でかつてない屈辱を味わうインペイルド・レクタム。せっかくの新曲レコーディングもミックスで台無しにされ、肩を落とすメンバーたちの前に広がる音楽業界に、もはや本物の音楽はなかった。さらに後方からは彼らの逮捕に執念を燃やす、怒り狂える元ノルウェーデルタ部隊大佐ドッケンの姿があった。あらゆることが裏目に出てしまうなか、あろうことか、大混乱でつい魔が差したメンバーの行動によりバンドに軋轢が発生。危うし直腸陥没。絶体絶命の事態に直面した彼らを待ち受ける運命とは……。
トゥロ
ロットヴォネン
オウラ
クシュトラックス
監督、脚本
監督、脚本
製作
製作
撮影
音楽
音楽
美術
編集
衣裳デザイン
ヘアメイク
音響デザイン
音響デザイン
字幕翻訳
字幕監修
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