監督、脚本、撮影、音楽
仮想世界(オンライン)サバイバル・ゲーム〈DayZ〉内でのアバターたちへのインタビューを通じて“人間性の本質”を追うドキュメンタリー。監督はエキエム・バルビエ、ギレム・コース、カンタン・レルグアルク。
ストーリー
仮想世界(オンライン)に存在する、ある“島”を舞台に繰り広げられるサバイバル・ゲーム〈DayZ〉。そこにフランスの撮影クルーが潜入し、963時間を過ごした……。破壊と殺戮、快楽と友情。遭遇したプレイヤーや蔓延るゾンビを倒さなければ生き残ることができないモラルが崩壊した世界。そんなカオスの世界で暴虐の限りを尽くす集団や“誰も殺さない”を信条とするグループ、自ら牧師と名乗りプレイヤーたちに信仰を施す人物など、オンラインゲームの世界で愉悦にひたる人間(アバター)たちへのインタビューを敢行。驚くべきことにアバターたちと交流を続けるうち、現実世界の顔がアバター越しに垣間見えてくる。アバターに重なる声、マイクがひろう生活音がオフラインにいる生身の人間の存在を伝える。そんななか、撮影クルーは、現実と仮想世界の境界を探索する旅へと向かう。その終着は果たしてどこなのか……。