リチャード・ハリス
Falk
地球上の殆どの生物が死に絶え、人類が終末を迎えようとしている1991年を舞台に、新たな土地ジェネシスを求めて強靭に生き残る人々の勇気ある行動を描くSF映画。製作総指揮はソール・デイヴィッド、製作はジョン・W・ハイド、監督はリチャード・コンプトン。ロバート・エドモンド・オルターの原作を基にドナルド・S・サンフォードが脚色。撮影はビンセント・セイズィス、音楽はフレッド・カーリン、編集はモーリイ・ワイントローブが各々担当。出演はリチャード・ハリス、アーネスト・ボーグナイン、アン・ターケル、アート・カーニー、アンソニー・ジェームズ、ウッディ・ストロード、アラナ・ハミルトンなど。
1991年、地球上からあらゆる生物が死に絶え、まさに人類絶滅の危機に瀕していた。しかし、そんな中でも、一群の人間たちが奇跡的に生存していた。特にフォーク(リチャード・ハリス)とミリアム(アラナ・ハミルトン)は、この荒廃の中でなお緑の楽園ジェネシスの存在を信じ、強くより添って生きていた。しかし、食糧を求めて外に出たフォークを追ってきた略奪者の一群にミリアムが襲われ、彼女は殺される。怒り狂ったフォークは、彼らに復讐を果たすと、闇の中をさまよい出した。やがて銃を持った1人の老人、クレーマー(アート・カーニー)に出合う。彼はフォークをかつての上司だと錯覚し、彼を巨大な洞穴に案内する。そこは人々と食糧に満ちた亨楽の地で、フォークはフェイナ(アーネスト・ターケル)という女性とベッドを共にする。彼女は、フォークが夢うつつに思わずもらしたジェネシスに興味を示し、彼の行く所についていった。クレイマーを含めた3人は、やがてラン(アーネスト・ボーグナイン)という帝王が君臨する巨大な廃船に遭遇する。そこには住人と、十分な食糧があったが、フォークたちを追い続けていた略奪者たちが船に辿り着き、あっさりランを倒してしまう。ボートで脱出を計ったフォークらは、背後で巨大な船が炎上し、すべてを海がのみこむのを目撃する。やがて夜が明け、フォークらの前にはなんと美しい陸地が広がっていた。彼らは信じ続けていたジェネシスを今そこに見たのだった。
Falk
Rann
Faina
Kramer
Ravager_Leader
Brown
Miriam
Blind_Lawyer
監督
脚本
原作
製作
製作総指揮
撮影
音楽
編集
字幕
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