モダンガールと山男:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
モダンガールと山男
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モダンガールと山男

1926年公開
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チャールズ・ネヴィル・バック氏作の小説を映画化したもので、アルバート・シエルビー・ル・ヴィノ氏が改作し、エセル・ドハーティー女史が脚色し、「浮気征伐」「真夏の狂乱」等と同じくウィリアム・C・デミル氏が監督した。主役は「人罠」「猿飛カンター」等出演のクララ・ボウ嬢が演じ、「ジョアンの嘆き」「飛行郵便」等出演のワーナー・バクスター氏が相手役を勤め、「海馬」「神ぞ知る」等出演のウィリアム・ボウエル氏、「駅馬車(1925)」「海馬」等出演のジョージ・バンクロフト氏及びエディス・チャップマン嬢が共演している。

ストーリー

ある活動写真会社の専属女優シンシア・ミードはある時ヴァージニアにロケーションに赴いていたが、偶まニューヨークから訪ねて来た彼女の恋人ジャック・ハリソンが旅館で不思議な死を遂げたので、シンシアは自分が殺害したと思われては大変と逃亡を企てた。そして山中でウイード・マーレルという青年に救われ、彼に伴われてケンタッキーの山家へ行った。文化に俗しないケンタッキーの山間の人々は純朴訥であると共に一面頑迷狭量である。そして彼らの間にはケンタッキー名物とも言うべき挙闘が絶え間無く続くのである。ウエードの父親はレツシヤー・スキッドモアという悪人の中傷によって殺されたので、以来2人の反目は年と共に強まりこと毎に角突き合った。ウエードが女優のシンシアを連れて帰ったことは村人の誹謗を必然的に呼んだ。彼女が村人からのけ者にされ侮辱されると共にウエードも親類縁者からあんな女は追い払えと責められた。しかしウエードと彼の母は何時もシンシアをかばった。そのため我まま一方の彼女も真面目な田舎娘のような落ち着きを見せるようになり村人の非難も無くなった。かくてシンシアはここに幸福な生涯を送るに至るかと思われたが、突然彼女を訪ねて死んだ筈のジャック・ハリソンがやってきた。好きという程ではなくとも決して嫌いではなかったジャックが彼女を再び華やかな都会に連れ帰ろうというのである。殺人の嫌疑も晴れ歓楽の都に帰ってジャックと結婚することは嬉しいことに違いなかったが、心静かに考えるとシンシアはジャックから口先だけの結婚しようという言葉は聞いても、彼が真に彼女を愛してくれるか何うか確かでなかった。しかしウエードは心から彼女を愛している、シンシアは最後の瞬間に都へ帰ることを断念してウエードの妻たるべく決心した。

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作品データ

原題
The Runaway
製作年
1926年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社
初公開日
1926年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社