トーマス・ミーアン
Daniel_Bettly
「子煩悩」「星の奇跡」等と等しくパ社トーマス・ミーアン氏主演映画である。米国の諧謔作家ジョージ・エイド氏が映画の為に作った最初の譚りを、氏及びウォルデマー・ヤング氏が脚色し、「子煩悩」「君を思えば」等同様アルフレッド・グリーン氏が監督したものである。相手役は売出しのロイス・ウィルソン嬢、其他老巧な人々が多数出演している。
ダニエルは法律家である。しかし法廷に職務を励む間も忘れ得ぬ程、魚釣りが好きであった。此町の富豪フェンドルの妹キァセリンは美しい娘であった。折から欧州戦争が始まった。キァセリンは赤十字の為に働き、ダニエルは軍人として戦線に立ち、2人は戦場で邂逅した。戦い済んで凱旋したダニエルは、まるで彼にあって戦い勝った如く町の人から歓迎されたが、当人は相変わらず釣りの相棒ケイルと隠れて太公望をきめ込んでいた。或日釣りの餌のバッタを追い思わずキァセリンの邸に入り2人は再び相会った。彼女は勇ましい軍服と異なった彼を見て落胆したが、やがて彼が議員選挙戦に立候補した時、彼女は兄と共に彼を蔭ながら助け、勝利を得さしめた。2人はそうして、結婚したのである。
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