エミリオ・エステヴェス
William_H._Bonney
88年にアメリカで大ヒットした「ヤングガン(1988)」の続編で、西部史上のヒーロー、ビリー・ザ・キッドと新メンバーも加わった“警備団“レギュレーターズ”の活躍を描くアクション大作。エグゼクティヴ・プロデューサーはジェームズ・G・ロビンソン、ジョー・ロス、ジョン・フスコ、製作はアービー・スミスとポール・シッフ、監督はニュージーランドから初めてハリウッド進出を果たしたジョフ・マーフィー、脚本はジョン・フスコ、撮影はディーン・セムラー、音楽はアラン・シルベストリが担当。出演はエミリオ・エステベス、キーファー・サザーランドほか。日本版字幕は松浦美奈。カラー、シネスコ、ドルビーステレオ。1990年作品。
大いなる西部開拓時代が終焉を告げようとしていた。馬に揺られて旅して来た老人が待ちうけていると、ハイウェイを車でやって来た新聞記者が駆けつける。老人は余命いくばくもない今、ビリー・ザ・キッドの死の真実を伝えたいと、自身の青春を語り始める。1978年、ニューメキシコ南部。リンカーン軍の戦いを生き延びたビリー・ザ・キツド(エミオ・エステベス)は伝説のアウトローとなり、その首に賭けられた50ドルを狙う賞金稼ぎや軍隊に追われる日々を送っていた。“警備団”のデイヴ(クリスチャン・スレイター)やパット・ギャレット(ウィリアム・ピーターセン)と行動をともにしていたが、根城であるフォート・サムナーの町まで軍隊の追跡は及んでいた。一方、“警備団”一の教養人のドク(キーファー・サザーランド)は足を洗ってニューヨークで子供たちの教師をしているところを捕まり、留置所で仲間のチャベズ(ルー・ダイアモンド・フィリップス)と再会する。ビリーたちは2人を助け農夫のヘンドリー(アラン・ラック)やビリーに憧れる孤児のトム(バルサザール・ゲッティ)が仲間入りするが、ビリーの無軌道さに愛想をつかしたパットは彼から去っていく。その結果、5人になった“警備団”は牧場王の異名をもつ権力者ジョン・チザム(ジェームズ・コバーン)に脅しをかけるが、そのためにチザムとウォーレス知事(スコット・ウィルソン)は手を組み、ビリー抹殺に本腰を入れる。彼らがそのビリー殺しを目的に保安官に任命したのは、パット・ギャレットだった。一行はビリーの恋人ジェーン(ジェニー・ライト)の営む売春宿に転がり込むが、パット一味に発見されメキシコを目指して逃走する。その途中、トムが銃弾に倒れる。小屋に隠れたものの既にパットたちに取り囲まれ、チャベズ、ヘンドリー、デイヴは逃げ切るが、ドクは倒れ、ひとり小屋に残ったビリーは捕まる。リンカーンの町に連行され、死刑判決も出たが、ジェーンの助けでビリーは逃走に成功する。フォート・サムナーの祭りの夜、出血多量でチャベズの死を見送ったビリーにパットの銃口が突きつけられ、銃声が響き渡る。全てを語り終えた老人は、自分こそそのビリーだと語り、いずこへともなく、去っていくのだった。(20世紀フォックス映画配給*1時間43分)
William_H._Bonney
Doc_Scurlock
Chavez_Y_Chavez
Arkansas_Dave_Rudabaugh
Pat_Garrett
監督
脚本、製作総指揮
製作
製作
製作総指揮
製作総指揮
撮影
音楽
編集
字幕
[c]キネマ旬報社