ジョン・デレク
Tony
アナポリス兵学校を同時に卒業した兄弟がジェット・パイロットとして朝鮮戦線に参加する戦争映画。「襲われた町」の脚本家ダニエル・B・ウルマンがストーリーを書き、彼自身と「最後の砦」のジョフリー・ホームズが共同でシナリオを執筆。「栄光への脱出」のジョン・デレクと「セールスマンの死」のケヴィン・マッカーシーが兄弟、2人に思いを寄せられるヒロインに「ケンタッキー人」のダイアナ・リンが扮する。「暴力の季節」のドン・シーゲルが演出、「黄金の腕」のサム・リーヴィットの撮影、「第7機動部隊」のマーリン・スカイルズが音楽を、それぞれ担当している。アメリカ海軍省はこの映画製作に全面的に協力した。
アナポリス海軍兵学校は最優秀の青年が学ぶ所で、トニイ(ジョン・デレク)とジム(ケヴィン・マッカーシー)という仲の良い同期の兄弟がいた。2人はいつも級の人気者で同期生のウィリー(アルヴィ・ムーア)ティム(パット・コンウェイ)ワトソン(ジョン・Q・ジョーンズ)マックリン(ジョン・キルビー)など皆に愛された。ペギイ(ダイアナ・リン)はジムの婚約者だったが、夏期の練習航海の途中、トニイが同乗した戦闘機が海へ落ち、ジムに助けられたトニイを彼女は親切に見舞った。トニイは次第に彼女の虜になり、愛情を打ち明けた。そしてジムにも率直に告白した。休暇を得たジムはペギイを訪ねたが、2人はけんか別れをする羽目になった。トニイとの仲も険悪な空気に浸された。卒業の日が近づいた。しかしその頃朝鮮に動乱が勃発した。2人は海軍航空隊に入隊するため、初等飛行訓練隊へ入隊し、さらに高等飛行隊へと進んだ。そしてジェット戦闘機隊に配属された2人は朝鮮海域へ出動した。ペギイは父が東京へ赴任したため同行して来た。トニイは東京の海軍将校クラブで久し振りにペギイに会い求婚したが彼女の心は依然ジムにあることを話され、失意を酒で晴らした。翌朝戦闘隊に全機出動の命令が下り、トニイは出発前に一言ペギイの本心を知らせたかった。ジムのジェット機は大空に舞い上がっていた。しかし地上攻撃中ジムの機に敵弾が命中、重傷を負った彼は意識を失いかけた。トニイの無線での必死の呼びかけで、ジムは渾心の力で操縦を続けた。ジムは東京の病院へ運ばれ、トニイが東京へ見舞ったとき、ペギイの優しい看護の姿にトニイは笑顔でそっと病室を離れた。
Tony
Peggy
Jim
Willie
Dooley
Waston
Macklin
Mrs._Scott
Mrs._Lord
Connie
Austen
Coach
McClaren
Announcer
Prentiss
監督
第二班監督
脚本、原作
脚本
製作
撮影
音楽、歌
編集
編集監督
製作進行
歌
技術顧問
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