ローレット・リューツ
Tigri
アルバート・コーエンが製作し、エディター出身(「南部の唄」)のグレッグ・タラスが監督した1948年シネカラー映画。脚本は監督タラスとサム・X・アバーバネルの共同書き下ろし。撮影は「歌う捕物帖」のライオネル・リンドン、作曲は「ザンバ(1949)」のラオール・クロウシャーの担当。出演者はローレット・リューツ(「アンナとシャム王」)、新人アラン・ニクスン、マラ・リン、ジョアン・ショーリー、ジュディ・ランドン、42年度ミス・アメリカのジョー・キャロル・デニソンら。
紀元前2万年、石器時代の終り頃、ティグリ(ローレット・リュウツ)、アーヴァ(マラ・リン)、トゥール、ロティー、エラス、ニカという6人の若い女と、1人の老女が総勢という少数の女種族があった。彼女らは祖母のピポノラが男性に反逆して創始した女だけの種族の末裔だが、常に巨人ゴーディ(ジョアン・ピータースン)の襲撃を受けたので、このような少数になってしまったのであった。老女は種族保存のため、若い女たちを男性狩りにやり、彼女らは洞穴に住むエンガー(アラン・ニクソン)が3人の男を連れて狩猟に出ているのを包囲し、エンガーは取り逃がしたが3人の男を生け捕りにした。しかし、後を追って来たエンガーも彼女らの護衛の豹に追われて捕らえられた。だが、男たちを夫とし、奴隷とする式の準備中、巨龍が襲撃し、エンガーは巨龍が火を恐れるのを知って松明をもってこれを撃退したので、女たちは全く驚き、男性と女性の地位はここに逆転、ティグリは本当にエンガーに恋心を抱いた。エンガーらは更にゴーディをも退治し、ティグリの恋心はいや増しにつのった。エンガーは自分が酋長となって新しい種族を作る決心をし、ティグリと原始的な結婚式を挙げた。
Tigri
Engor
Arva
Lotee
Eras
Nika
Tulle
Guaddi
Old Woman
Ruig
Adh
Kama
監督、脚色
製作
撮影
音楽
美術
編集
振り付け
脚色
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