夕陽よ急げ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
夕陽よ急げ
夕陽よ急げ
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夕陽よ急げ

1967年11月18日公開
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K・B・ギルデンの小説を「アラバマ物語」でアカデミー脚本賞をとったホートン・フートと、作家出身のトーマス・C・ライアンが共同脚色し、「危険な道」のオットー・プレミンジャーが製作・監督した。撮影は「七年目の浮気」のミルトン・クラスナーと「危険な道」のロイヤル・グリグス、音楽はヒューゴー・モンテネグロが担当した。出演は「パーマーの危機脱出」のマイケル・ケイン、「獲物の分け前」のジェーン・フォンダ、「アメリカ上陸作戦」のジョン・フィリップ・ロー、「ポギーとベス」の黒人女優ダイアン・キャロル、「エルダー兄弟」のジョージ・ケネディほか。

ストーリー

第2次大戦が終わった直後、アメリカの南部のジョージア州では戦後景気にあおられて、新しいブームが起こっていた。そしてリバーサイドに広い土地を持っているジョリー・アン・ウォーレン(ジェーン・フォンダ)を中心に、産業王国建設計画が進められていた。だが白人のラッド・マクドウェル(ジョン・P・ロウ)と黒人女のローズ・スコットの2人がどうしても土地を売らぬため、この計画は行きづまっていた。2人の土地を手に入れるのはジュリーの夫ヘンリー(マイケル・ケイン)の役目だったが、もう4年も経ているというのに少しもラチがあかなかった。彼は妻のジュリーにローズ・スコットを説得させようとした。ジュリーはローズに幼い時、母親のように可愛がってもらって、とても親密であったが、この問題ばかりは別で、ローズはジュリーに拒絶の返事をした。ローズと息子のリーブにとって、この土地はたった1つの財産であった。そこでヘンリーは最後の手段に訴え、妻のジュリーに、リーブを土地から追放してしまおうとはかった。一方リーブはラッドと手を組んで、土地に水をひく計画を立てていた。水路を作るためダイナマイトが使われた。ヘンリーはその爆発音を聞き、自分の息子が発作を起こして大怪我をしたにもかかわらず、それがダイナマイトによるものだといって、リーブの逮捕を要求した。裁判はパーセル判事によって行われた。黒人に反感を抱くパーセルは、リーブに不利になるように裁判を進めようとしたが、真実をまげることは出来なかった。ジョリーは真相を知ってヘンリーに愛想をつかし離婚を決意した。裁判に敗れ、妻にも去られたヘンリーは自暴自棄となり、ラッドとリーブの土地を水びたしにしようと、ダムをダイナマイトで爆破した。農場は水びたしとなり、ラッドの息子が溺死した。今やヘンリーは完全に敗北者となった。そしてラッドはリーブと手を結び、この土地に新しい平和をきずくことを誓うのだった。そしてリーブはかねて相愛だったビビアン(ダイアン・キャロル)と結ばれた。

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作品データ

原題
Hurry Sundown
製作年
1967年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント映画
初公開日
1967年11月18日
製作会社
パラマウント映画


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