ジーン・バリー
Clayton
「地球最後の日」のジョージ・パルが1953年に製作したテクニカラー色彩の空想科学映画。H・G・ウェルズの小説『世界と世界との戦い』に基づいて「地上最大のショウ」のバリー・リンドンが脚色し、「インディアン征路」のバイロン・ハスキンが監督した。撮影は「皇帝円舞曲」のジョージ・バーンズ、音楽は「地球最後の日」のリース・スティーヴンスの担当である。出演者は大部分新人ばかりで、ジーン・バリー(原爆都市=未輸入)、「陽のあたる場所」のアン・ロビンスン、「青いヴェール」のレス・トレメイン、「生きるためのもの」のボブ・コーンスウェント、リュイス・マーティン「北の狼」など。サー・セドリック・ハードウィックが解説をしている。
ある夜、流星に似た火星人の宇宙船がロサンゼルス近郊に着陸した。その頃地球の各地に同様の奇怪な宇宙船が着陸し、一個の宇宙船からはすべての物体を焼く高熱光線を持つ3個の戦闘兵器が現れた。この怪奇な物体の調査を依頼された物理学者クレイトン・ウォレスター博士(ジーン・バリー)は、現場で知り合った女流科学者シルヴィア・ヴァン・ビュレン(アン・ロビンスン)とともに研究した結果、この物体が地球以外の遊星から来た強力な侵略兵器と知った。近くの基地からヘフナー大佐の率いる海兵隊が出動してこの物体を包囲攻撃したが、逆に大損害をうけた。軽飛行機に乗って帰ろうとしたクレイトンとシルヴィアは火星軍の攻撃をうけて不時着し、逃げ込んだ農家ではからずも異様な火星生物と戦って、3つのレンズからできた眼の一部と血液を手に入れて命からがら帰ってきた。外敵粉砕のため最新の原爆が用いられたが、効き目はなかった。アメリカ軍は一応ロッキー山脈に防御線をしくことになりクレイトンもシルヴィアも研究材料を持ってロッキーに向かった。恐怖におそわれた市民たちは暴徒化し人類同士みにくい争いを方々で展開するうち、火星人の攻撃は次第に近づいてきた。車を奪われたクレイトンがロサンゼルスの町をあてどもなく走っていくと、街角のある教会では運命を神に託した人たちが静かに祈りを捧げていた。3つ目の教会で彼がシルヴィアを発見したとき、怪光線が教会を破壊し始めた。しかし突然怪兵器は攻撃を停め動かなくなった。同じ出来事は世界中に次々と起こり、調査の結果、火星人は地球上の生物が免疫になっているバクテリアによって死亡したことが分かった。
Clayton
Sylvia
Gen. Mann
Dr. Pryor
Dr. Bilderbeck
Pastor Collins
Aide to Gen. Mann
Radio Announcer
Col. Heffner
Cop
Salvatore
Bird brained Blonde
Man
Young Wife
Girl
Martian
監督
原作
製作
撮影
音楽
美術
美術
編集
録音
特殊効果
特殊効果
特殊効果
特殊効果
特殊効果
特殊効果
アソシエイト・プロデューサー
脚色
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