ラディー
ラディー
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ラディー

1926年公開
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女流作家ジーン・ストラットン・ポーターの有名な小説の映画化で、女史の娘であるジャネット・ポーター・ミーハン夫人がそれを映画用に改作したものから、同夫人の夫ジェームズ・レオ・ミーハン氏が台本を作り、併せて監督製作したものである。ミーハン氏の作品では以前に同じくポーター女史の小説を映画化した「処女時代」がある。主役は「鉄拳制裁」等出演のジョン・ボワーズ氏で「恋愛講座」等出演のセオドア・フォン・エルツ氏、ベス・フラワース嬢、デイヴィッド・トーレンス氏、ユーラリー・ジェンセン嬢、ユーゼニア・ギルバート嬢それから原作者ポーター女史の孫娘ジーン・ストラットン嬢などが助演している。

ストーリー

スタントン家はオハイヨ州の草分けの家柄であった。がその12の家族の中でラディと若いレオンと丈が農業に従事していた。ところがその隣に英国から渡って来た由緒のわからぬプライアー一家が住っていた。その家の娘で、人からはお姫様と呼ばれているパメラ・プライアーとラディーとは恋仲であった。そして2人は互に森の中の古い丸太に手紙を隠しては、その恋を語り合っていた。プライアーはラディを単なる田舎者と思っていたのであったが、ラディが荒馬を馴らせて以来、プライアーはラディに好意ある眼ざしを以て対す様になった。その間に、スタントン家のシェリーという娘は都でロバート・パジェットと知り合いとなったが、ロバートは不思議にも何故かシェリーを置き去りにする様な事情となって、シェリーは失恋の胸を抱きながら我家にもどって来た。その間、ラディとパメラとの間に小さな纏れがあったが總てラディの小さな妹によって和げられ、そしてラディとパメラとの間は父親の了解の許に公然と許されるに至った。プライアー一家が斯く世を忍ぶのは、その一人息子のロバートに、無実の盗賊の汚名が被せられたために、英国にいたたまらずこの地へ逃れて来ている始末からであった。そして一方ロバートは家から放逐の身となっていた。がある日、シェリーはロバートからの手紙の束を受取った。そして彼が近くアメリカに帰るのを知って喜んだ。ロバートを迎えにラディは停車場に出かけた。ロバートの帰国を知って、父親のプライアーは、不孝な息子を生かして置くことは出来ぬと、拳銖を片手にロバートを探ねて、スタントンの家へ馳けつける。パメラもそれを聞き知って父親の先廻りをしてスタントンの家へ急を知らせに行く。が、この騷ぎも、やがて總ての誤解と共に名残りなく解けて、2組の楽しい夫婦が、芽出度くなり立つてまた平和がこの地にめぐり来るのであった。

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作品データ

原題
Laddie
製作年
1926年
製作国
アメリカ
配給
東西映画社
初公開日
1926年
製作会社
エフ・ビー・オー映画


[c]キネマ旬報社