ジョン・ウェイン
Colonel Yorke
ジョン・フォードが「黄色いリボン」に次いで製作、監督した1950年度西部劇で、彼とメリアン・C・クーパーの協同製作になるアーゴシイ・プロ作品。サタデイ・イヴニング・ポスト誌所載のジェイムズ・ウォーナア・ベラの原作をジェイムズ・ケヴィン・マクギネスが脚色、撮影は「駅馬車(1939)」のバート・グレノン、音楽監督はヴィクター・ヤングが担当する。主演は「黄色いリボン」のジョン・ウェインとベン・ジョンソン、「わが谷は緑なりき」のモーリン・オハラのほか、「仔鹿物語」のクロード・ジャーマン・ジュニア、「タルサ」のチル・ウィルス、「血と砂(1941)」のJ・キャロル・ナイシュ、「黄色いリボン」のハリイ・ケリイ・ジュニアとヴィクター・マクラグレンらが出演。リパブリック日本支社開設第1回作品。
カービー・ヨーク中佐(ジョン・ウェイン)は、南北戦争でシェリダン将軍(J・キャロル・ナイシュ)の率いる北軍に参加し、シェナンド谷の妻(モーリン・オハラ)の親族の所有地を焼いたので、怒った妻は1人息子ジェフ(クロード・ジャーマン・ジュニア)を連れて別居してしまった。ヨークは西部でインディアン討伐戦に従っていたが、横暴なアパッチ族は西部を荒らしてはメキシコへ逃れるので、米軍は追うこともならず切歯扼腕するばかりであった。シェリダン将軍は彼の砦へ視察に来たが、その部下に一兵卒として息子のジェフが居り、更にそれを追って妻もついて来た。妻は息子の除隊を願ったがそれは許されず、彼女も砦に居すわることになってしまった。この時アパッチ族の大挙襲撃がありついに将軍はヨークに越境の内諾を与えた。彼を待つものが軍法会議であることを知りつつ、彼は敢然部下を指揮して長駆メキシコへ突入、アパッチの本拠を覆滅した。平和が甦り、ワシントンの軍法会議の判決を待ったヨークには、ついに何らの罰もくだらなかった。
Colonel Yorke
Mrs.Yorke
Trooper Tyree
Trooper Jeff Yorke
Dr.Wilkins
Trooper Boone
General Sheridan
Sgt.Quincannon
Deputy Marshal
Capt.St.Jacques
Capt.Prescott
Margaret Mary
Lieutenant
Sergeant
Heinze
監督、製作
原作
製作
撮影
撮影
音楽
美術
編集
[c]キネマ旬報社