ケヴィン・ディロン
Cosmo
エイリアンの殺人兵器であるビデオの支配から逃れようと戦う若者たちの姿を描く。製作はハーブ・ジャッフェとモート・エンゲルバーグ、監督・脚本は「スクワーム」のジェフ・リーバーマン、撮影はティム・サーステッド、音楽はピーター・バーンスタインが担当。出演はケヴィン・ディロン、デボラ・グッドリッチほか。
近未来の地球、ビレッジ・ビデオストアはその夜、『リモート・コントロール』というビデオをめぐって客のアレグラとヴィクター(フランク・ビドア)が言い争いをしていた。結局ビデオはアレグラの手に渡ったものの、店長のジョージー(クリストファー・ウィン)と店員のコズモ(ケヴィン・ディロン)は閉店後、家に忘れ物をした彼女の家へ向かった。ところが隣人からのぞき見ととがめられ、急いでその場を立ち去る2人は、翌朝警官に逮捕される羽目になる。昨夜アレグラの一家が何者かに惨殺され、2人が容疑者として浮かびあがったのだ。ところがその時、『リモート・コントロール』を観ていた警官が、突然狂ったようにコズモに向かって発砲しだした。やがてこのビデオが、地球支配を企むエイリアンの殺人兵器であることを知ったコズモは、ジョージー、そしてビクターのガールフレンドで彼が秘かに思いを寄せるベリンダ(デボラ・グッドリッチ)と共に、エイリアンに立ち向かうが、やがてジョージーは敵の前に息絶え、残された2人にもエイリアンの手によって殺人マシーンと化したヴィクターが迫ってきた……。
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