クリント・イーストウッド
Nick_Pulovski
新人刑事がベテラン刑事とコンビを組んで自動車窃盗団を追いつめてゆく姿を描くポリス・アクション。主演も兼ねるクリント・イーストウッドの「ホワイトハンター ブラックハート」に続く監督第15作。製作はハワード・カザンジャン、スティーヴン・シーバートとデイヴィッド・ヴァルデス、脚本はボアズ・イェーキンとスコット・スピーゲルの共同、撮影はジャック・N・グリーン、音楽はレニー・ニーハウスが担当。出演はほかにチャーリー・シーン等。
上流の家庭に生まれながら幼い頃弟をビルの屋上から転落死させてしまった罪の意識に今でも悩み、父に反発して自らを鞭打つがごとくロス市警の警官となったデイヴィッド・アッカーマン(チャーリー・シーン)は、私服刑事を希望して人気薄の自動車盗難課を志願するが、そこでコンビを組まされたのは荒っぽい捜査で有名なベテラン、ニック・パロヴスキー(クリント・イーストウッド)だった。ニックが追っているのは相棒を殺した自動車窃盗団のボス、ストロム(ラウル・ジュリア)。が、情報を得て捜査を進める彼に対し経験のないデイヴィッドは事あるごとに足でまといになる。そんなデイヴィッドにニックは無言で捜査のイロハを示すのだった。その頃、ストロムは資金繰りに困り、カジノヘ強盗に入り国外逃亡を企てていた。事前に察知したニックとデイヴイッドはカジノに乗り込むが、あと一歩の所でニックが人質に取られストロム一味の逃走を許してしまう。ストロムはニックの身代金を要求し、警察全体が動き始めるが、自分のミスでニックを捕えられてしまったデイヴィッドは独力でニックの居場所をつきとめようとし、父に頭を下げてその身代金を用意してもらう。が、ストロム一味が彼の恋人サラ(ララ・フリン・ボイル)の命を狙っていた。間一髪彼女を助け出したデイヴィッドはストロムらのアジトの自動車工場に乗り込み、ニックを救出、身代金を奪還して逃げたストロムらの後を追って空港へ向かう。空港での死闘の末、2人はストロムらの用意していた小型機を大破させ、ストロムとその情婦リースル(ソニア・ブラガ)を追いつめ殺すことに成功した。翌日、デイヴィッドが出署してみるとニックは課長に昇進していて横には新しい相棒の女刑事が立っていた。
Nick_Pulovski
David_Ackerman
Strom
Liesl
Eugene_Aekerman
Sara
監督
脚本
脚本
製作
製作
製作
撮影
音楽
編集
字幕
[c]キネマ旬報社