エミリオ・エステヴェス
Otte
スーパーマーケット店員をクビになった1人のパンク少年がレポマンと俗称される車取り立て屋グループに加わったことから起こる出来事を描いたSFコメディ。製作はマイケル・ネスミス、監督・脚本はアレックス・コックス、撮影はロビー・ミュラー、音楽はティト・ラリヴァ、スティーヴン・ヒュースティーター、編集はデニス・ドーラン、美術はJ・レイ・フォックスが担当。出演はエミリオ・エステヴェス、ハリー・ディーン・スタントン、オリヴィア・バラシュなど。
パーネル(フォックス・ハリス)という男がスピード違反で白バイに停められる。警官がトランクを調べようとして開けたとたん、警官は消滅してしまう。毎日退屈に暮らすパンク少年オットー(エミリオ・エステヴェス)は、勤めていたスーパーマーケットをクビになりぶらぶらしているある日、車に乗った男(ハリー・ディーン・スタントン)と知り合う。彼の名はバッド、ローンを支払わない客の車を盗み出すレポマンと称される人物だ。一方、政府の科学者たちは、警官が消滅した地域を調査していた。彼らは、ロボトミー手術された原子科学者パーネルと車につまれた4人の宇宙人の死体を追っているのだ。お金に困ったオットーはレポマンになる決心をし、風変わりな仲間たちといっしょに仕事をすることになる。そんな中で知り合ったレイラ(オリヴィア・バラシュ)は、パーネルと連絡をとろうとするが、義手の左手を持つ政府の女捜査官ロジャース(スーザン・バーンズ)をリーダーとする科学者グループにさらわれてしまう。パーネルの車、64年型のシェビー・マリブに2万ドルの賞金がかけられ、レポマンたちや商売仇のロドリゲス兄弟のラガート(デル・サモーラ)とナポレオン(エディ・ヴェレツ)が動き出す。バーネルがトイレに入っているすきに、ロドリゲス兄弟が車を盗み、彼らが電話している間に、今度はオットーの不良仲間だったデビー(ジェニファー・バルゴービン)、デューク(ディック・ルード)らが盗んだ。オットーがレイラとロジャースに会っているレストランにデビーたちがやってくる。そこにパーネルも車を取り戻そうとやってきた。トランクを開けたデビーらの仲間のl人が消滅してしまう。再び車を盗り戻すパーネルだったが、彼は衰弱しており、偶然車を見つけて乗り込んで来たオットーの目の前で死んでしまう。死体を捨ててレポマン仲間のパーティに向かうオットー。パーティから帰ると車はなくなっていた。バッドがこっそり持っていったのだ。オットーはバッドに会うが、強盗騒ぎにまき込まれ、バッドは胸を撃たれ、オットーは科学者グループに連れ去られる。拷問を受けているオットーをレポマンたちが救け出し、バッドの入院する病院へと向かう。バッドを連れ出すが、ここでも追って来た科学者グループと撃ち合いになり、バッドはヘリコプターに追われ、発光しはじめたパーネルの車で事務所の駐車場まで逃げもどるオツトー。科学者たちが恐る恐る近寄るが、車は光を放ち火花をちらし誰も寄せつけない。やがて運転できないはずのミラー(トレイシー・ウォルター)が、平然と車に乗り込み、オットーを誘う。2人を乗せた車は、UFOのごとく空たかく飛びたつのだった……。
Otte
Bud
Leila
Miller
Lite
Oly
Plettschner
Marlene
Rogersz
J._Frank_Parnell
Lagarto
Napolean
監督、脚本
製作
撮影
音楽
音楽
美術
美術
編集
字幕
[c]キネマ旬報社