フレッド・ウォード
Remo_Williams
東洋古武術を取得した政府機関エージェントが強大な悪と闘う姿を描いたアクション。製作はラリー・スピーゲル。エグゼクティヴ・プロデューサーはディック・クラークとメル・バーグマン。監督は「地中海殺人事件」のガイ・ハミルトン。脚本はリチャード・サピアーとウォーレン・マーフィーの『ザ・デストロイヤー』シリーズのキャラクターをもとにクリストファー・ウッドが執筆、撮影はアンドリュー・ラズロ、音楽はクレイグ・サファンが担当。出演はフレッド・ウォードほか。ドルビー・ステレオ。日本版字幕は岡枝慎二。デラックスカラー、ビスタサイズ。1986年作品。
ニューヨークのある警官(フレッド・ウォード)は、本人の知らぬうちに国家最高機密の暗殺計画に巻き込まれていた。政府のエージェント、マクレリー(J・A・プレストン)は彼の死を偽装、彼の顔を整形手術してまったく違う人間に仕立てしまい、レモという新しい名を与えられた。この暗殺組織は法律の手のとどかない強大な悪を秘かに抹殺しようという組織で、大統領直属のハロルド・スミス(ウィルフォード・ブリムリー)が仕切っていた。最初の標的は、軍需産業で巨万の富を築いたジョージ・グローヴ(チャールズ・シオッフィ)だ。彼は陸軍のワトソン将軍(ジョージ・コー)と組んで「ハープ衛星」防衛システムを開発し、母国の防衛システムの開発を独占しようという魂胆なのだ。スミスとマクマレーは、レモを完璧な暗殺者にすべく、チュン(ジョエル・グレイ)という年老いた韓国人に彼の身をあずけた。チュンは朝鮮の古武術シナンジュの名手で、銃の弾丸さえよけることのできる身の軽さだった。最初はこの偏屈なチュンに反発したレモだったが、やがてチュンの実力を知り、暖かい人間性に触れるにしたがって、心が通じあうようになった。一方、グローヴは彼に疑惑を抱いた美貌のレイナー・フレミング少佐(ケイト・マルグレー)を抹殺しようとしていた。だが、偶然、レモが彼女を救ったことから、レモの存在がグローヴに知られてしまった。彼は改装工事中の「自由の女神」でレモを襲わせた。日もくらむような高さでの凄絶な闘いが展開するが、チュンの修練によって恐怖を克服したレモは殺し屋を返り討ちにしてしまう。レモはマクレリーとグローヴ社に侵人、ハープ衛星に関する情報の詰め込まれたコンピュータ・ディスクを奪い出すが、逃走の最中にマクレリーは射殺されてしまった。そのディスクによると、ハープ衛星はとんでもないデッチ上げで、存在しないものに国防費を注ぎ込ませようとする陰謀だった。レモはフレミング少佐、チュンとともに、グローヴが軍事ショーを開いているオレゴン州マウント・プロミスに行った。グローヴはレモたちの侵入をキャッチし総攻撃を仕掛けた。だが、レモは巧みに攻撃をかわし、グローヴと1対1の対決に持ち込み、チュンの教え通り、シナンジュの神技でグローヴを倒す。レモとフレミングがボートで逃走の準備をしていたがチェンが逃げ遅れた。だが、チュンは水の上を走ってボートに乗り込み、呆然とそれを見守っている軍隊を背に、3人を乗せたボートはスピードをあげた。(ワーナー映画配給*2時間1分)
Remo_Williams
Chiun
Harold_Smith
Conn_MacCleary
General_Scott_Watson
George_Grove
Rayner
監督
脚本
キャラクター創造
キャラクター創造
製作
製作総指揮
製作総指揮
撮影
音楽
美術
編集
字幕
[c]キネマ旬報社