パット・ブーン
Paul_Newell
ニュー・オリーンズのマルディ・グラの祭りを背景にした音楽映画。「剃刀の刃」、「私も貴方も」以来のエドモンド・グールディングが監督にあたり、脚本はウィンストン・ミラーとハル・カンターの合作、撮影を「向う見ずの男」のウィルフリッド・M・クラインが受けもっている。音楽監修指導はライオネル・ニューマン。ポール・フランシス・ウェブスターとサミー・フェインが歌曲の作詞・作曲をしている。出演するのは歌手のパット・ブーン、「ある微笑」のクリスチーヌ・カレール、「大戦争」のシェリー・ノース、トミー・サンズ、ゲーリー・クロスビー等。製作ジェリー・ウォルド。デラックスカラー・シネマスコープ。1958年作品。
毎年、ニュー・オリーンズで催されるマルディ・グラの祭には、おびただしい数のフロートが行列に加わる。ここ、バージニア陸軍士官学校でも、その話でもちきりだ。ポール(パット・ブーン)とその仲間のトニー、バリー、ディックの候補生も同様である。彼らは、フランス出身の人気女優で行列に女王として出場するジェール(クリスチーヌ・カレール)に目をつけた。卒業式のダンスパーティに彼女を引っ張り出そうというのだ。交渉役にはポールが決まった。祭の当日、幾度も行列に出場して疲れたミシェールは、仲良しの女宣伝屋イディ(シェリー・ノース)に替玉となってもらった。そこへやって来たポールは彼女が当のミシェールであるとは知らない。2人は楽しいひとときを過した。ポールと一緒にニュー・オリーンズまで来た3人の仲間たちも、それぞれ女性のお相手を見つけた。トニーは、イディと良い仲になった。後刻、ポールはこの2人に会った。そこで、ポールはイディとばかり思っていた女がミシェールと分かり驚き腹を立てた。だが、公園でミシェールはポールを慕う気持ちには変わりはないと誓った。翌日、新聞はポールとミシェールが婚約したと書き立てた。ハリウッドの宣伝に利用されていると感じたポールは、婚約を解消したと声明した。が、やがてポールは、校長の仲立ちによってミシェールに会うことになった。和解は成立せず、ミシェールはハリウッドに帰ったが、その後彼女が本心からポールを愛していることを知り、2人はめでたく結ばれることになった。
Paul_Newell
Michelle_Marton
Barry_Denton
Eadie
Tony_Runkle
Curtis
Dick_Saglon
Torchy
Sylvia
Ann_Harris
Lt._Col._Vaupell
監督
脚本
脚本
原作
指揮、音楽監修
製作
撮影
美術
美術
編集
歌
歌
振り付け
[c]キネマ旬報社