ジャン・ピエール・オーモン
Paul
1940年代のハンス・ヘーブのベスト・セラーの映画化で、原題「Cross of Lorraine」（ローレンの十字）は第二次大戦中の自由フランス軍の標章を意味する。「リリー」のエドウィン・Ｈ・ノッフが製作に当たり、ヘーブの原作からマイケル・カニンはじめ4名が共同脚色している。撮影はシドニー・ワグナー、「男の城」のテイ・ガーネットが監督する。出演者は「ブリガドーン」のジーン・ケリイ、「水色の夜会服」のジャン・ピエール・オーモン、「悪魔をやっつけろ」のピーター・ローレ、「流刑の大陸」のサー・セドリック・ハードウィック、ヒューム・クローニンなど。1943年作品。
ストーリー
第二次大戦勃発と共にフランス各地から集まった青年たちは部隊を編 成して勇敢に戦ったが、独軍の電撃作戦の前に支離滅裂となり、前線の一中隊は友軍との連絡を断たれて遂に捕虜となった。その中には元弁護士のポール（ジャン・ピエール・オーモン）、気一本な運転手ヴィクター（ジーン・ケリー）、酒ブローカーのアンドレ・デュパール（ヒューム・クローニン）、百姓のピエール等がいた。彼等のつれてゆかれたドイツ奥地の収容所では餓死寸前の重労働の毎日が始まり、ドイツ語の話せるアンドレは通訳の仕事で安楽に暮らし皆の怨みを買っていた。ある夜監視の隙をみたピエールは脱走を企てたが射殺され彼のために最後の祈りを行ったセバスチャン神父も残忍なベルゲル曹長（ピーター・ローレ）に殺された。これを怒ったヴィクターも警備兵にに袋叩きになるが、ある夜デュパールは皆に兵舎の外に追い出されピエールと同じ運命を辿った。通訳の仕事を元弁護士のポールが引き受けたある日、彼は送還捕虜の名札作りの際、仲間の為に15枚の余分をこしらえて釈放組にまぎれこませ、彼自らはヴィクターをニセ患者に仕立て救急車で脱出を計った。ベルゲル曹長や憲兵を倒し国境を辛くも越えた2人は、とある村に潜び込むがそこにも独軍の手は伸びてきた。しかし村人の前に立ったポールはドイツ軍の嘘言を暴露し、兇弾に倒れたが人々は勇気づき、激しい市街戦の末、村人はさらに抵抗運動を続けるのだった。
キャスト
ジーン・ケリー
Victor
サー・セドリック・ハードウィック
Father_Sebastian
リチャード・ウォーフ
Francois
ジョゼフ・キャレイア
Rodriguez
ピーター・ローレ
Sergeant_Berger
ヒューム・クローニン
Duval
ウォーレス・フォード
Pierre
リチャード・Ｆ・トンブルソン
Lieutenant_Schmidt
Fredrick Gierman
Corporal_Daxer
スタッフ
監督
ティー・ガーネット
原作
ハンス・ヘーブ
製作
エドウィン・Ｈ・ノッフ
撮影
シドニー・ワグナー
美術
セドリック・ギボンズ
編集
Dan Milner
衣装デザイン
Gil Steel
作曲
ブロニスロー・ケイパー
脚色
マイケル・カニン
脚色
リング・ラードナー・ジュニア
脚色
アレクサンダー・エスウェイ
脚色
ロバート・ハーディ・アンドリュース
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
[c]キネマ旬報社
PR
緊迫の撮影現場の舞台裏とは？豪華キャストたちの言葉で、本作の新たな側面をひも解く！
PR
成田凌ら実力派俳優が紡ぐ、つげ義春原作、片山慎三監督最新作の唯一無二な世界の魅力に迫る
PR
痛快、爽快…それだけじゃない！上田慎一郎が『カメラを止めるな！』公開前から温めてきた作品の真髄に迫る
PR
全米＆世界で大ヒット！映画ファンと識者がひも解く、1人の女性の決意に涙する理由とは？
PR
最高の環境で映画を。 “IMAX推し”作品を毎月アップデート
PR
韓国ドラマ「愛のあとにくるもの」での日本ロケ撮影を支援！ロケ地の魅力をたっぷりお届け
PR
『グラディエーター』24年ぶりの続編『グラディエーターII 』の注目ポイントをまとめて紹介
PR
プロジェクト情報を発信。お気に入り映画館を応援し、ミニシアターの魅力を再発見しよう！
PR
ドゥエイン・ジョンソン＆クリス・エヴァンス出演『レッド・ワン』の見どころをたっぷり紹介。
PR
女性の活躍に注目する新部門も！豪華ラインナップの「第37回東京国際映画祭」の魅力をレポート
PR
映画好きなら、このためだけにも入会する価値アリな「Pontaパス」を知ろう！
"怖い"を楽しめる情報が充実！PRESS HORRORでもっとホラーが好きになる
