エロール・フリン
Robin_Hood
「進め龍騎兵」「海賊ブラッド」と同じくエロール・フリンがオリヴィア・デ・ハヴィランドを相手に主演する映画で、ロビンフッド伝説に基づき、「大森林」のノーマン・ライリー・レインと「倒れるまで」のシートン・I・ミラーが脚本を書卸し、「進め龍騎兵」「海賊ブラッド」のマイケル・カーティズと「緑の牧場」「真夏の夜の夢」のウィリアム・ケイリーとが共同監督し、「大森林」「科学者の道」のトニー・ゴーディオと「汚れた顔の天使」「夜はパリで」のソル・ポリートが撮影を、「真夏の夜の夢」「恋のナポリ」のエリック・ウォルフガング・コーンゴールドが音楽をそれぞれ担当した。助演は「放浪の王者(1938)」のバジル・ラスボーン、「4人の姉妹」のクロード・レインズ、「真夏の夜の夢」のアイアン・ハンター、「幽霊西へ行く」のユージーン・パレット、「結婚スクラム」のメルヴィル・クーパー及びパトリック・ノウルズ、「ステラ・ダラス(1937)」のアラン・ヘール「座り込み結婚」のユーナ・オコナー、「沙漠の朝」の故ハーバート・マンディン、「ゼンダ城の虜(1937)」のモンタギュー・ラヴ等。
リチャード王が十字軍に従軍して出征した後のイギリスは、摂政ジョン公の支配下におかれたが、暴逆非道のジョンは盛んに悪政を行い、ことにサクソン人に対しては、前代未聞の重税を課して苦しめた。この時戦線のリチャード王は異郷で土賊に捕えられ、土賊は巨額の身代金を要求して来た。するとジョン公はその金を作るという名目で更に一層の重税を課してそれを着服し、これにいささかでも従わない者は容赦なく殺害するのであった。この悪政に対して、敢然と起ったのがサクソン貴族第一の快男児たるロビン・フッドであった。彼は天人共に許さざるジョン公と一戦を交えんと同志を募り、シャーウッドの森に立篭って神出鬼没の早業でノルマンの軍勢を悩ました。ジョン公とその腹心のサー・ガイは、ロビン・フッドの傍若無人の活躍に激怒し、ロビン一味の首に莫大な賞金をかけて討伐せんとしたが、ノルマン軍は戦うたびに敗北するのであった。ロビン・フッドはノルマンの貴族を襲って財宝を掠め、その3分の1は貧民たちに分け与え、残りは積立ててリチャード王救出の身代金を作ろうとした。そしてサー・ガイがサクソン人から奪った食料や宝物を山と積んで、ノッティンガムの代官等と行列を作って帰ると知るや、その途中を襲い一行を捕らえ、サー・ガイや代官を散々侮辱して解放した。何とかして彼を捕えんと一計を案じたジョン公とサー・ガイは、日頃から弓の名人として自他共に許しているロビンを誘き寄せるためノッティンガム城内で弓術試合を催す。大胆にも変装したロビン・フッドは、ジョン公の鼻を明さんと城内に乗込み、見事優勝してマリアン姫から黄金の矢を授けられんとした時、サー・ガイに正体を見破られて城門を閉ざされ、無念や捕えられて投獄された。処刑の日が近づいた時、日頃から彼への愛を秘めていたマリアン姫に救われて辛くも逃亡することが出来たが、ジョン公の謀叛の計画を知った姫は、ロビンに知らそうとしてサー・ガイに見つけられ、反逆者として投獄された。その頃土賊の手から逃れ僧に身をやつして帰国せられたリチャード王は、ジョン公の野望と姫の危急を知り部下を集めて出動しようとしているロビン・フッドの忠誠を喜び、初めて身分を明かして軍の戦闘に立たれる。載冠式を挙げんとしていたジョン公と逆臣一味は捕えられて追放された。そしてリチャード王は、ロビン・フッドとマリアン姫の結婚に、心からなる祝福を賜った。
Robin_Hood
Maid_Marian
Sir_Guy_of_Gisbourne
Prince_John
King_Richard
Friar_Tuck
High_Sheriff_of_Nottihgham
Little_John
Much
Will_Scarlett
Sir_Essex
Bess
Sir_Mortimer
Bishop_of_Black_Canon
Sir_Baldwin
Sir_Ralf
Sie_Ivor
Dickon_Malbete
監督
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脚本
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撮影
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カラー撮影
音楽
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