『AI崩壊』オンライントークライブで、大沢たかおたちが集結「まさかこういう形で会うとは」
大沢たかお主演の近未来SFサスペンス映画『AI崩壊』が、5月20日(水)よりブルーレイ&DVDがリリースされる。その発売を記念し、前夜の21日に『AI崩壊』オンライントークライブが配信され、主演の大沢たかお、賀来賢人、岩田剛典、入江悠監督がリモートで集結。4人が本作の撮影秘話を語りながら、100名の一般参加者との交流を楽しんだ。
『AI崩壊』は、『22年目の告白―私が殺人犯です―』(17)の入江監督が、自らオリジナル脚本を手掛けた話題作。時代は2030年、天才科学者の桐生浩介(大沢たかお)が開発した医療AI「のぞみ」がある日突然暴走する!その後「のぞみ」は、人間の生きる価値を勝手に選別し、殺戮を開始する。
1月末の劇場公開以来、久々の再会となった4人。大沢は「まさかこういう形で会うとは」と苦笑すると、岩田たちも「変な感じですね」と笑い合い、和やかな雰囲気でイベントがスタート。大沢たちは、作品の魅力を話しながら、チャットで寄せられた質問にも答えていった。
さらに、選ばれた参加者とつながり、「本当に将来そうなりそうだなと思って怖くなりました」といった感想を聞くと、大沢は「ありがとう」と笑顔で礼を述べた。脚本も手掛けた入江監督は「AI研究者に取材をさせてもらっているので、かなり実現性が近い事件を扱っていると思います」と言うと、大沢も「リアリティにこわだって撮っていったので、そう言っていただけるとうれしいです」と喜んだ。
また、大沢は、参加者と直接対話ができたことで「キャストの一人みたいだね」とうれしそうに笑い「車が上から飛んでくるところとかも、CGを使わずにガチで撮っているので、緊迫感が出ているのかなと。身近に恐怖とかを感じてもらえたらと」と力強くアピールした。
続いて、賀来は本作で組まれた巨大なセットについて「台本でも、すごくワクワクするト書きがいっぱい書いてあったけど、実際ロケ地に行ってみた時、台本の壮大なイメージ以上のセットが組まれていたのは感動しました。完璧なセットだった」と興奮しながら話す。
岩田も「サイバー操作室も、モニターだけで200くらいあり、リアリティの追求もすばらしかった。ただ、自分はずっとグリーンバックに向かって話しかけたりしていたので、そういう難しさは初の経験でした。そこは難しかったというか、新鮮でした」と手応えを口にした。
参加者とネットを通じてリアルタイムに交流できたことに感激していた4人。岩田は「こういう状況だからこそ、近い感じのオンライントークライブが、すごく楽しかったです」と言うと、賀来も「時間を共有できて楽しかったです。久しぶりに大沢さんたちとお話ができたし」と、大沢も「こういう状況で、オンラインになったんですが、観てくれた人と直接会話ができたし、みんなと正面で話せて楽しかった」と、イベントを堪能できた様子。
現在、まだ、緊急事態宣言が解除されていない東京だが、入江監督は「撮影は2019年の1月頭で、いま思うと、すごいラッキーな撮影をさせてもらったなと」としみじみと全国ロケを振り返った。
「エキストラさんも大勢参加してくれたし。また、大沢さんが『 (娘の)心さんの手を握った瞬間、お父さんの気持ちになった』と言われていましたが、触れ合うことで演技が生まれ、尊いなと思いました。こういう日が戻ってくることを祈ってます」。
最後に大沢が「『AI崩壊』、明日発売です。ある意味、現状と似てる。あるパニックが起こるなか、自分がどう生きていくかを考えさせられる映画です。明日以降、ブルーレイを観ていただけるとうれしいです」としっかりアピールして、イベントを締めくくった。
取材・文/山崎伸子
『AI 崩壊』
ブルーレイ&DVD 5月20日(水)発売
【初回仕様】ブルーレイ&DVD プレミアム・エディション 6,980円+税
ブルーレイ&DVD セット 4,980円+税
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